ブロンディール(マ・パティスリー)/新宿
新宿バルト9にて『翔んで埼玉』を見終えた我々は、映画の余韻もそこそこに伊勢丹へ向かうのだった。
目的はただひとつである。
MA PATISSERIE
通称マパテと呼ばれる、新宿伊勢丹の地下1階にあるパティスリーです。
ここではひとつのパティスリーが決まったケーキを売るのではなく、約1週間という決められた期間にひとつのパティスリーが場所を間借りする形でケーキを売ります。
それをパティスリーをローテーションしながら営業しているのがマパテのシステムです。
そして今回、マパテにやってきたのは
ブロンディール
ブロンディールがマパテにやってくるとあって、Twitterがざわざわしていたのはあきらかであり、以前にブロンディールでの感動が心に残っていたので、行ったことのないマパテに行ってみることにしたのでした。
僕は実店舗に行ってケーキを買って食べたい派の人間であり、お店の雰囲気や接客まで含めて味だと思っているので、あまりマパテというシステム自体にそそられることがなかったのですが、ブロンディールが来るとなれば行くしかないかなと。
にしても、このTwitterでよく見るやつ。
これはいったいなんなのでしょう、、
積み重ねられたナフキン、その上にはブロンディールのスペシャリテであるデリス・ピスターシュ。
なかなかにシュールで、かえって目を惹くものがあります。
以前は回っていたらしい、、
今回はこの5つを買ってきました!!
【ノスタルジ】
ダマンドを含んだ生地にホワイトチョコレートのコーティング? いままで食べたことがないめずらしいタイプの生地を主に、レモンのクリーム、シャンティー、シナモン。
口に含んだときのさくさくとした食感にシナモンの風味、レモンの酸味などが一体になる感じがまたあたらしいです。
でもどこかなつかしさも感じれ、、なんだろうなあと考えてみると、ちょっとレモンケーキのような雰囲気があるように僕には感じられました。
そういう意味でノスタルジという名前なのかな??
これはなつかしさもありながら新感覚という一見同居しにくいコンセプトが一体になったおもしろいケーキです。
【ブルジョネ】
なかなかに迫力のある見た目をしています。
ピスタチオのムース、いちごのムースにダコワーズ、真ん中にはいちごの赤ワイン煮など。
ムース自体が非常になめらかであり、すっと溶けてなくなってしまいます。
またピスタチオの豆感がはっきりと感じられるところに、それに負けないいちごの華やかな赤い香りと酸味、甘味。
煮込まれたいちごは、ムース全体の色気のある味わいにさらに色気を足していくようでうっとりとしてしまいます。
【モンブラン】
サイズがめちゃくちゃちいさい!!
これは史上最小サイズかもしれません。そしてサイズに比して高い、、
マロンクリーム、生クリーム、メレンゲという最少構成です。
AOCマロンペーストのクリームは洋栗の香りがこれでもかと鮮烈に香ります。どこかスモーキーさも感じられました。
生クリーム、その下にはメレンゲですが、やはり当店のメレンゲはレベルが高い。
モンブランのメレンゲはどうしても湿気で食感を損ないますが、かなりのさくさくさを保ったままであり、あまさひかえめのマロンと生クリームにしっかりとした甘味をあたえてバランスをとります。
サイズはかなりちいさいですが、すべてが濃厚に構成されているので、このサイズ感でも十分に満足ができる仕様になっています。
【タルト・グロセイユ】
グロセイユ=あかすぐりなのですが、あかすぐりってよくもわるくもケーキの飾りつけにちょこんと載っている程度の存在なわけですが、これはタルトレットにぎっしりあかすぐりオンリー。
これはもういかつすぎるよお、、、
タルト生地にダマンド、あかすぐり、それだけ。
あかすぐりをこんなに食べることがはじめてなので、口のなかで弾ける食感やジューシーさ、支配的な酸味にどぎまぎして冷静ではいられませんね。
支えるタルトとダマンドがあまさと香ばしさの役割を果たしますが、お口ぜんぶあかすぐりで持っていかれます。
こんなもの食べたことないし、これはある種特別な食体験です。そしてこれは見た目のインパクト以上にっ味覚として成立していておどろきです。
【フレジエ】
さて、最後はフレジエ。本日の真打です。
まずムースリーヌですが、かなり濃厚でねっとりとした仕上がりです。下に絡んでくるような重厚さ。
ピスタチオ生地の歯切れがよく、表面を覆うメレンゲのコーティングも独創性があります。
ムースリーヌがピスタチオ風味なことは多いですが、当店は生地にその要素を取り入れ、ムースリーヌはあくまでムースリーヌ。
いちごの酸味も加わると、すべてがきれいになじんでひとつの味になります。かなり好みのフレジエです。
ブロンディール、やはりおそるべきパティスリーです。みなさんが熱を上げているのがよくわかります。
冬が終わり、そろそろ春になります。このパティスリーはほんとに季節ごとにうかがいたくなる魅力があります。
次回はぜひ実店舗で!!
ごちそうさまでした!!!
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アディクト・オ・シュクル/学芸大学
Addict au Sucre
都立大学駅から徒歩で10分ほど行った場所にあるパティスリー。
アディクト・オ・シュクルとは『甘味中毒』という意味。とてもいい店名ですよね。
こじんまりとした外観と、掲げられた看板のロゴがなんともかわいらしいこと、、
当店の石井英美シェフはアテスウェイ、ヴィロン、ラデュレ・ジャパンなどで経験を積んでおり、マカロン大手のラデュレではマカロン製造部門長を務めるという実力者です。
アテスウェイ出身ということもあって、
これは絶対に好き
たのしみです!!
売り場は広くはないですが、かわいらしくディスプレイされていて、こういう系統のお店も好感が持てていいですね。
さて、買ってきました見てくださいこの箱を!!!
真っ赤な体躯に金字で書かれたアディクトのスペル。
センスがよすぎる、、
今回はこの3つを。
モンブランは取り置きしてもらい、そのほかはショーケースから。
夕方だったのでほとんどショーケースはからっぽ。夕方にケーキが残っていないというのはとても健全ですよね。
【タルト・オザブリコ】
アプリコットのタルトです。王道な見た目の正統派。
アプリコットはやわらかくねっとりとしている反面、酸味もきっちりあるので、タルト生地の香ばしいあまさとよく合っています。
見た目と味わいがイコールのわかりやすい味わいですが、とても食べやすく、またタルト生地が実直においしいです。
【ショコラフランボワーズ】
名前のとおり、チョコレートとフランボワーズのケーキ。
まずチョコレート部分、ジェノワーズとクリームですが、どちらも負けず劣らずの濃厚さでありながら、するする食べられるなめらかさ。
ジェノワーズにはシロップが打ってあるのかな?? チョコレートケーキによくあるもさもわとした感じが僕は得意ではないのですが、このケーキには一切そういう点がないです。
またいちばん上のラズベリー部分がラズベリー感満載なので、チョコレートの濃厚さとちょうどよく絡んできます。
近年食べたチョコレートケーキのなかでもトップクラスの味わいです。おすすめ!!!
【モンブラン】
取り置きした大本命。
当店はモンブランがおいしいと聞いたんですよね。ソースは忘れた。
マロンペースト、シャンティー、マロングラッセ、メレンゲというモンブランの基本に忠実は構成です。
まずマロンペーストはほっくりしていながらなめらかさもあり。これは和栗と洋栗のダブル構成なのかなと思うくらいその両者のいいところ取りがなされています。
構成比率的にシャンティーが多めですが、栗が濃いのでこのバランスでも十分に感じられます。
いろんなお店でモンブランを食べてきましたが、当店のモンブランはどのモンブランよりもバランスが取れたどベーシックなモンブランであり、なおかつモンブラン好きに文句を言わせないおいしさだと思います。
このシンプルさでこんなにおいしいモンブランてすごいなと脱帽です、、
アテスウェイ出身ということもあって、もっとモダンなケーキを作っているのかと思っていたのですが、当店はかなり正統派なフランス菓子を作るお店でした。
シンプルに素材を使ってそのよさを引き出すことに長けているように思いました。
そして白眉はモンブラン!!
当店に訪れたらモンブランはぜひ食べてほしい!!
再訪して、いろんなケーキを食べてみたいなあと思いました。
ごちそうさまでした!!!
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【ネタバレあり】映画『翔んで埼玉』を観た雑な感想/雑記
ひさしぶりに映画を観に行くことにしたのです。
でもなにやってるかとかまったくわからん。
そんななか連れが、
「『翔んで埼玉』が観たい」
と。
なんですかそれ、、
「しかもこの映画、GACKT主演だよ」
なんかわかんないけど、
それは観るしかない。
というわけで新宿バルト9です。ピカデリーではやっていなかった。
もうポスターから濃いわけですが、
期間限定なのかわかりませんが、二階堂ふみとGACKTの劇中衣装が展示されていました。
思っている以上にみんな興味なさそうで、写真撮ってるの僕とおっさんのふたりだけだった。
そしてこの日は2月22日(金)でしたので、図らずも『翔んで埼玉』公開日でした。
ところで一生高橋がかっこいい。
というわけで、ここから『翔んで埼玉』の感想です。
設定がとにかくぶっ飛んでいる
そのひとことに尽きます。
まずこの映画での埼玉は東京からひどい迫害を受けており、通行手形がないと東京に出入りすることができない。
そんな設定のなか、東京の名門校である白鵬堂学院を舞台に物語がはじまるのですが、この学校の作りこみかたがすごい。
まるで貴族の住む宮廷のような学校であり、調度品から衣装まで完全に手が込んでいる。そんななかで繰り広げられる埼玉ディス。そのギャップがまずおもしろすぎるんですよね。
白鵬堂学院ではクラス分けも出身地で行われ、Z組は埼玉なわけだけど、地味に同じ東京でも田無や八王子はばかにされているなど、軽く飛び火している。
そしてこの白鵬堂学院に帰国子女として転校してきたのが
出典:Gallery|映画『翔んで埼玉』公式サイト|2019年 ROADSHOW
GACKT演じる麻実麗。
この学校が高校という設定なので、GACKTが高校生の役を演じるわけですが、これがまったく違和感ない。むしろこの役はGACKTにしかできない役であり、いまの若手俳優が演じても演じ切ることができないと思います。
というのも、この映画そのものがあまりにもばかげているので(ほめています)、演技がうまいとか、役になりきるとか、そういう次元ではないんですよね。
じゃあ誰が適役かというと、GACKT。
彼ってふつうに立っているだけで日本人離れしているようなオーラを持っているので、こういう圧倒的に雰囲気が出来上がっている映画には適役なんじゃないかなと。
それにGACKTが真剣に埼玉を守ろうとして、シリアスな表情で埼玉の笑えるワードを口にするのがもうほんとうにおかしい。
彼がしゃべるたびに笑いそうになります。
でもそれだけではなくて、
ふつうにGACKTがかっけえええええええ
45歳のおっさんがこれだけかっこいいとか異常。
埼玉の通行手形制度の撤廃のために終始奮闘するわけですが、GACKTがやっていると汗臭くないんですよね。こんな茶番やってて汗臭さまったくないとか、それがすでにギャグ。
出典:Gallery|映画『翔んで埼玉』公式サイト|2019年 ROADSHOW
演者は女性ですが、壇之浦百美は男性です。
百美は白鵬堂学院の生徒会長で、東京都知事を父に持っているので非常にプライドが高い。麗のことが気に入らず、生徒紹介で勝負をしかけます。
それが東京テイスティング
これは瓶に入った東京の空気を嗅いで、それがどこの空気か当てるゲームなのですが、これが最高におもしろいです笑
やっていること自体はとてもくだらないのですが、GACKTがそれをやっていると、年始番組の『芸能人格付けチェック』を彷彿とさせるんですよね。すげえまじめにやってるから。
そしてまた地味に飛び火する西葛西。
西葛西の名前が出てきたとき、館内のひとたちも、
「西葛西って千葉じゃないの?」
とざわざわしてました、、
あと、GACKTとふみちゃんのキスシーンがあるんですが、百美は男性設定でも演者が女性なので、そこは違和感なく観ることができました。
まあ、そこはBL好きとは意見は分かれるかもしれませんが、、
僕は百美のキャスティングを男性ではなく二階堂ふみにして正解だったのかなと思いました。
このふたりが一緒に東京を出て埼玉を守るために奮闘するのですが、その過程でどんどん百美が好きになっていきます。
出典:Gallery|映画『翔んで埼玉』公式サイト|2019年 ROADSHOW
そんなふたりの行く手を阻むのが千葉解放戦線のリーダー阿久津翔。
伊勢谷友介が演じますが、このひとは演技の幅が広すぎ。
伊勢谷さんが出演している映画で『沈黙‐サイレンス‐』という江戸時代のキリスト迫害を描いた映画があるのですが、
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ここでキチジローを演じていた人間と同一人物とはどうしても思えない!!
それだけ演技の振り幅があるのってすごいですよね。
この阿久津もまた、千葉から通行手形を撤廃したいと望んでいるわけですが、埼玉よりも先にそれを果たしたいと躍起になっている姿が真剣でありながら、ばからしくもあり。
ヒール役でありながらとても好感の持てるキャラクターでした。
埼玉解放戦線と千葉解放戦線が相まみえる流山での一幕はぜひ観てほしいです!!
出典:Gallery|映画『翔んで埼玉』公式サイト|2019年 ROADSHOW
埼玉解放戦線のリーダーを演じるのは京本政樹さん。
埼玉解放のために影で暗躍する埼玉デューク。
埼玉デュークってなんなん
といまでも思っている。
そして彼が登場してくるあたりから、なんだか物語が時代劇みたいになってくるんですよね。
衣装もそうですが、移動が馬になったり、、
現代パートの都市伝説パートで分かれている意義
この映画は娘の結納のために東京へ向かう家族が車で移動する際、ラジオ(もちろんNAC5)から流れてくる埼玉にまつわる都市伝説を聴く、というつくりになっている。
この都市伝説が映画のホンチャンになるわけですが、途中で何度も場面が現代パートに戻る。
それがこの映画によいバランスをあたえている。
というのも、この映画は埼玉ディスに加えて舞台設定が突飛すぎるので、その世界観だけが2時間近く続くとちょっときついと思うひともいると思う。
そこに現代パートが入る。現代パートには菅原家の娘の愛海(島崎遥香)というとても現実的な存在がいて、終始この都市伝説に冷静なツッコみをあたえてくれる。
これがいい意味で話の流れを切ってくれるので、自分たちもこの都市伝説の傍聴人であることを意識させてくれるし、これは埼玉の話だけれど、完全にフィクションであるいう意識でたのしめる。
また、現代パートのおとうさん(ブラザートム)とおかあさん(麻生久美子)のやりとりもおもしろいので、ただのつなぎパートになっていないのも好印象でした。
細かな設定にアイテムの数々
この映画では埼玉の数多くの地名が登場する。
所沢、春日部と麗が発すると、百美が気を失いそうになるシーンがあるが、それだけ作中では埼玉が虐げられていて、地名だけのやりとりで劇場に笑いが生まれるというのはほとんど異常な現象だった。
また、常磐線の描き方もひどくて、途中でヌーの大群が横切って電車が動かなくなるシーンがあったりする。
ここまでくると、もはやなんの映画かわからない、、
名産品もいくつか登場する。
そのなかでも、草加、その名産品である草加せんべいを踏み絵に見立てて、
「埼玉県民でないなら、この草加せんべいを踏めるだろ」
というギャグはレベルが高すぎたし、これは演者がどこまでも真剣に演じているからにちがいない。
また、この手のギャグ映画にしてはとても設定が密であり、都知事の陰謀、金塊の在り処、伏線まできっちり張ってあるのが丁寧だなと感じられた。
それにこの映画はほんとうにいろんな要素を含んでいて、最初は学園ものだが、そこからBL(ボーイズラブ)、ファンタジーのように変調し、埼玉デューク登場からはまるで大河ドラマのように話が壮大になっていく。
だから序盤にかけて笑い声多めの劇場内だったが、終盤になるにつれて、みんな黙り込んで映画に見入るということが増えた。
観覧者を上手に世界観のなかに移行させ、この映画を受け入れさせているなと驚いた。
この映画が伝えたいもの
この映画が伝えたいものはなんなのか。
それは郷土愛だと思う。
なにもない。ダ埼玉などと揶揄され続けてきた埼玉県だが、埼玉にはいいところもたくさんあると、この映画では締めくくっている。
それは単なる予定調和ではなく、ほんとうにそうだからだと思う。
いろんなものがほどよく揃っているし、実際に最近では住みやすい街ランキングでもランクインされたりもしている。
この映画を通じて、僕は自分の地元に対して誇りを持とうとたしかに思った。僕の地元は東京だが、東京のはずれだし、ほとんど東京ではない。
地方のひとは東京というと全域が新宿や渋谷、港区みたいなところだと想像するというが、実際はまったくそんなことはない。
僕の生まれ育った場所は住所的には東京だが、まわりは山だし、すぐそばに多摩川があるし、小動物で電車が止まる。
だから僕はこの映画に妙な親近感を持つことができた。東京出身だけれどなんにもない場所で育ったからこその親近感だ。
だからこそこの映画を観て、いまの自分に自分の地元を誇ってほしい、そう強く思えた。
この『翔んで埼玉』を単なる埼玉ディス映画として観るのもとてもおもしろいと思うし、実際映画としての作りこみはなかなかにレベルが高い。
でも、そこからさらに踏み込んで、
自分の地元はどうだろう、
自分は、自分の地元を誇れるか、
そこまで考えてみると、またこの映画はちがう見え方をするかもしれない。
あまりまとまらないままに文章にしてみたけれど、ほんとうにすばらしい映画でした。
まあ、すばらしいの基準はひとそれぞれだよね!!
という責任逃れのひとことを残して、『翔んで埼玉』の感想を終わります!!
みんな観に行ってね、じゃあね!!!
モンサンクレール セラヴィ/自由が丘
ほんとにまじでひさびさのモンサンクレールです。
いやあ、ひさしぶりです、まじで。
というわけでモンサンクレールです。なんだかモンサンな気分だったわけですが、いやあ、駅から遠いなやっぱり!!
ついついパリセヴェイユの駅からの近さとくらべてしまいます。
しかしこんな自由が丘駅から離れた立地でもお客さんはわんさか。サロンは満席。ショーケースにはほとんどケーキが並んでいませんでした。
夕方に訪問したので、事前にケーキは予約しておきました。取り置きナイス!!
つうわけでこんな感じで買ってまいりました。
【モンサンクレールの栗】
ぱきっとキャラメリゼの効いた外層。ごつごつしている。写真ではさほどではありませんが、けっこうちいさいぜ。
切ってみると、中心にマロン、そのまわりにはアーモンドクリーム。
構造はいたってシンプルですが、ラム酒がほのかに香り、アーモンドクリームがみっちりと入っているのでしっかりとした食べ応えがあります。
これは手土産なんかに持っていくとめちゃくちゃよろこばれるやつだな。ただ、自分に買うにはちょいと高いかな、、
【セラヴィ】
フランス語で
’’人生”
という意味の言葉。テーマがでけえ、、
「このケーキは自分のすべてを賭けて生み出した、まさに人生そのものだから」
‐売れすぎて販売休止。その後、クレーム殺到で再販売?そんなスペシャルな逸話を持つケーキ「セラヴィ」とは?‐より引用
と辻口シェフはインタビューで答えている。それだけ情熱を傾けて作り上げたケーキということで、こちらもそれ相応の覚悟で挑む。
ホワイトチョコレートのムース、ピスタチオのスポンジ、フランボワーズとショコラもムース。土台にはフィアンティーヌ。
現代パティスリーにおいては、組み合わせ的にはそれほど奇をてらったものではないが、それぞれのパーツの洗練のされ方がえぐい。
とにかく味わいがきれいすぎる。それに尽きる。
人生つらいこともあるけど、きれいなものもあるんだよ、という辻口シェフからのメッセージを受け取った気がしました。
【モンブラン】
僕はモンサンクレールのモンブランがすごく好きなんですが、なんだかこのモンブランの味、ほかでも食べたことあるなあ、と思っていたら、
これ、オーボンヴュータンのモンブランと構成がほとんど同じなんですよね。
くちどけしかり、なかのマロンのラム酒感しかり。
辻口シェフは短い期間ですがオーボンヴュータンで修業していたので、そのへんの影響は少なからずあるのかな、なんて思いました。
しかしながら、ここのモンブランはやはりおいしいなあ、、
今回はすくないアイテムでしたが、次回はもっといろんなケーキや焼き菓子も食べてみたいですね。
あまりに有名店すぎて足が遠のいてしまうということもあるのですが、いざうかがって食べてみるとやっぱりすごいなあと思わされるのがモンサンクレールのすごさ。
徒歩の億劫さを乗り越えて再訪したいです、がんばります、、
ごちそうさまでした!!!
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絵里さんに会う【オフ会その2 inアサコイワヤナギ】/尾山台
この日、東京の天気は雪マーク。9時45分。めちゃくちゃ寒いです。こんな天気にパフェ食べるとか頭おかしい。正常な意識とは思えないのです。
というわけで2月のアサコですよろしくです。
と、その前にですね!!
今回は念願のフォロワーさんと会う企画の第2弾ということで!!
来て頂いたのは植田絵里さん!!
パティシエールの方です。
個人店で長く働き、それからはフリーでお菓子の仕事をとって、そのほかにも寿司屋さん(六本木の!!)で働いているなど、なんともフリーダムな女性です。
にしても絵里さん、TwitteでのDMのやりとりから常に丁寧に接していただき、とてもいいひとだった!!
僕は年上年下、立場など関係なく、会ったことないひとにはなるべく丁寧な対応を心がけているので、絵里さんのそうした姿勢はとても素敵に映りましたし、勉強になりました。
業界の後輩である僕にもこんなに丁寧に、、と終始頭があがりません、、
というわけでアサコです。飲み物はいくつか種類あれど、カフェラテがあるとカフェラテを選んでしまう病気なのでしかたありません。
バレンタインまでの期間限定のチョコレートパフェ。
フォレノワールはフランスの伝統菓子。フォレ(森)、ノワール(黒い)という意味の、ざっくり言うとさくらんぼとチョコレートのケーキです。
今回はそんなフォレノワールの再構築。
チョコチップの入ったショコラジェラートにグリオットソルベ。
ショコラはきっちりチョコレートの濃厚さを打ち出し、グリオットソルベも果肉感を持ったジューシーな仕上がりです。
食べすすめていくとグリオットのコンポート、キルシュマリネ、ソースまでグリオット!!
グリオットの個体がこれでもかと
ごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろ
入っていてですね、すごい。数の暴力感はんぱない。グリオット狩りしてる心境。まあ、人生でさくらんぼ狩りしたこと一度もないけどね。
その下にはマスカルポーネのクリーム、島胡椒のシャンティー、ダメ押しにグリオットのクリーム。
マスカルポーネのクリーム、これはグリオットにとてもいいですね。というよりマスカルポーネ万能説ある。
胡椒の要素もこれ、合わないようで合うんですよね。
たとえばシラーとかグルナッシュなんかの赤ワインは、胡椒や赤い果実のニュアンスを持っているものなので、デセールでそれらの要素をまとめてみてもなんら違和感ないわけです。
今回で2度目のアサコでしたが、いやあ、今回はより食べ応えありましたね。
ふつうに生きてたらこんなにたくさんのグリオットを一度に食べる機会ないよ。たくさん食べるおいしさ、みたいなことってあるじゃないですか。今回はそれを感じることができたなあ、、
ということで、今回のアサコイワヤナギでした。
そして同行していただきました絵里さん、どうもありがとうございました!!
もっかいTwitterのリンク貼っちゃうっ
ぜひぜひフォローしてください!!
また機会がありましたらぜひパティスリーなどご一緒しましょう!!
そして、一緒に食べ歩きしてくださる方、まだまだ大募集しております!!
飲食業界の方々はじめ、そうでない方もだいじょうぶです。
ぜひご連絡をお待ちしております!!
ごちそうさまでした!!!
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ビヤンネートル【2019/02】/代々木上原
2月になりました。もう2月なんですね、はやいですね。もう今年おわる勢いある。
パフェです。
最近は主題が2つがはやりのビヤネさんです。
にしても、横に書いてあるテイクアウトの、
【ほうじ茶/有機バナナ】
がめちゃくちゃ気になりましたね、、バナナが好きなんやで、、
そして!!
今回のパフェはなんだかかわいらしいイラストに詳細な内容がきっちりと書かれた紙が貼られておりました!!
これめちゃくちゃいいですよね。ビヤネのパフェは多要素なので、1枚の紙に内容が詳しく書いてあると食べながら正確に理解ができるので気持ちがいいですね。
これは続けてほしい、ビヤネスタッフは大変でしょうが、ぜひがんばってほしいですお願いいたします、、
【林檎/エピス】
というわけで今回はりんごとエピス(スパイス)です。
2月だったのでチョコレートかなと思っていましたが、ぜんぜんちがったりんごでした。
そこにエピスとは、なんともビヤネらしいです。
まず上にのっているフロランタン。これが先制ホームランのごとくみごとな仕上がり。ざくざくの香ばしさ爆発。キャラメリゼの圧倒的な勝利のかたちがここにありました。
アップルジンジャーのソルベ。
これはアップルの風味があり、ジンジャーは効いていながらおさえめ。
おや!?
と思うほどおさえめで、これは食べやすかったなあ。
メレンゲ、シナモンの効いたシュトロイゼル。
そしてライムのカード。この柑橘系のカード、最近多いですが、これも定番化しつつあるのでしょうか??
これが全体にいい清涼感をあたえているので、少量ながらいい仕事をしています!!
下にはチャイのジェラート。これがめちゃくちゃおいしかった!!
ミルク感がはっきり確立されているなかにスパイスの香りがきれいに溶け込んでいて、出すぎず、かといって引きすぎていないバランスです。
キャラメル味のブランマンジェもほんのり苦く、アクセントになっています。
そして最後にはライムのジュレ。きれいな食後感です。
今回のパフェ、かなり僕好みのパフェでした。
スパイス、甘味、酸味、食感など含め、全体の総合力が高く、これだけの手数がきっちり調和しきっているというのはひかえめに言って恐怖。
これまで食べてきたビヤネパフェでもトップレベルでおいしかったですね、、
紹介が遅れてしまいましたが、また2月の終わりまで時間ありますので、時間がある方はぜひ予約をして食べに行ってみてください。おすすめです!!
ごちそうさまでした!!!
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パリセヴェイユ タルトタタン/自由が丘
※かなり前の話になります。登場するアイテムはすでに扱いがないかもしれませんのでご了承ください。
インスタグラムにて、パリセヴェイユでタルトタタンをやっているとの情報を得ました。仕事の都合でパリセに行けなかったので、彼女が行ってくれましたありがとうございまあああああす!!!
※かなり前の話ダヨ。タルトタタンとかもうないよたぶん。
というわけで今回のラインナップはこれ。
なんか見た目がすげえ強そうじゃないすか??
【タルト・オ・ルバーブ】
その上にオレンジのコンポート。刺されそう。
切りますと、なかにはブルーベリーやらルバーブやらがタルトのなかにごろごろしています。
全体的に酸味が主体の構成であり、どこ食べてもすっぱさを感じます。メレンゲがあまいですが、酸味が苦手なひとにはなかなかパンチがあるか。
彼女は酸っぱいものが好きなのでぱくぱく食べていました。好みがわかれるケーキです。
【カフェ・トンカ】
パリセ情報を調べていると、いっつも出てくるこいつ、カフェ・トンカ。人気商品です。
これもまたかっこいい見た目をしています。
上からコーヒー風味のクリーム、板チョコ、ガナッシュ、土台にブラウニー。
トンカの要素はガナッシュの部分にあり!!
トンカ豆はクマルという樹木の種。これがすうごくいい香りのする種で、強い杏仁香が特徴。最近ではいろんなパティスリー、レストランで使われているフレーバーです。
そんなトンカ豆ですが、チョコレートとの相性も抜群!!
ねっとりと絡んでくるガナッシュに杏仁香。うっとりとしてしまいます、、
【タルトタタン】
まず最初の印象、
黒すぎる、、、
圧倒的なキャラメル化がなされたりんご。もはや狂気です。
当店のキャラメリゼへの並々ならぬ情熱をここでも感じられるとは。
こちらの記事にもそのキャラメリゼ愛を感じられると思いますので時間がある方は合わせて読んでね!!
なんというか、ここまでくるとフレッシュさは皆無なわけですが、涸れに涸れたタタンは凝縮度がちがいます。この1カットにどれだけのりんごが凝縮しているのか。
焼いたりんごを食べているというよりもコンフィチュールを食べているという感じです。
力強くうまい、そんなタタンです。ケーキで感じるおいしさではないような気がします、、
生クリームがついてきます。ここまで徹底したタタンにも、やはり定番の組み合わせが合いますね。
ひっさびさのパリセでしたが、やはりここのケーキはほかのケーキ屋とはちがいますね。
どこまでもはっきりとした味覚とセンスが冴えわたっています。
こういう個性を打ち出したケーキ屋が唯一無二の存在として認知されるのでしょう。見習うことが多すぎます、、
また秋がきたら食べにうかがいます!!
ごちそうさまでした!!!
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ルカンケ再訪/白金台
【REQUINQUER】
このブログがはじまってそろそろ2年が経過しようとしています。
いろいろなお店に通い、いろいろな経験をしてきました。
そして当店への再訪。
思えばこのブログのいちばん最初に書いたのがルカンケ。
この記事、めちゃくちゃ拙いわけですが、なんと、同じはてなブロガーの猫イズムさんがこの記事を読んでルカンケにうかがってくれたとのこと!!
そういうのうれしい!!なんならそういうために書いてるからな!!
猫イズムさんのブログのリンク貼っちゃおっ
やっぱりお店紹介はポジティブなものに限りますね。これからも行ってほしいお店だけ記事にしよう。
というわけで再訪です。めちゃたのしみなんだが。
このセッティング!!
ひさしぶりの再訪なのでいやでも気持ちがあがりますね。
おいしいものが出てくるとわかりきっている安心感に勝るものはないです。
このお品書きもいいですね。
印刷されたREQUINQUERのレイアウトのかっこよさ!!
【小石と苔】
竹炭入りのパンとあおさの組み合わせ。
アミューズはこういうかわいさがあるものがけっこう好みです。
連れからは、
「前回よりも緑がマシマシじゃない!?」
とのひとことを。たしかに。
食べる際はむせないように注意。
【フォアグラのシュークリーム】
カカオを練りこんだシュー生地。そのなかにフォアグラでつくったクリーム。
シュー生地がきりっとした香ばしさを持ち、そのなかにはとてもなめらかに仕上がったフォアグラのクリーム。
あまさはひかえめですが、シュークリームとしての体をきっちり維持しながらアミューズとしての立場をこなしています。
この手のアミューズにはグジェールがありますが、こういうあまい系統もありですね。
端的にまとめるととてもおいしい!!
【大根のスープ】
前回はにんじんのスープでしたが、今回は大根。
コンソメやブイヨンといった出汁はいれないで野菜のおいしさだけでつくっているとのこと。そこに香辛料を少々。
とてもシンプルな味わいですが、野菜にしっかり味が存在することがわかります。手が込んでいるけれど、自然な料理ってとても好感がわきます。
パンは自家製で、
オリーブオイルばしばしつけて食べるのうめえええ(食べ方の偏差値低い)
【サンマ セロリ ジャガイモ】
サンマのテリーヌ、サンマのタルタル、サンマの肝のディップと、まさに三段活用、無駄がありません。
ディップの上に載っているのはサンマの骨らしく、これもさくさくでおいしい。
そしてお皿の上の料理すべてに共通しているのは、さんまがまったく生臭くない!!
青魚は生臭さとの戦いだと思いますが、ルカンケではその戦いに圧倒的勝利を治めています。だからサンマ食べてるのにめちゃくちゃ清澄。
じゃがいものピューレは燻製され、合わせて食べるとまた違った味わいに。
付け合わせのセロリのドレッセ(盛り付け)のうつくしさも気持ちをあげてくれます。
前菜のたのしみがこの一皿に凝縮されている、そんな一皿です。
【鮮魚 マコモダケ ブールブラン】
今回の鮮魚はハモ。
そこへ、
ソースをだああああああ
わかりやすい演出ですが、わかりやすいのがやっぱりいいですよね。
かけたソースがブールブラン。緑色はハーブでしたが名前を忘れてしまった、、
ですがこのソースが秀逸で、前回もブールブランでしたがやはりおいしいです。
今日日ブールブランソースを使うお店がどれだけあるかという話ですが、こうしたクラシックなソースは守られていくべきですよね。
【牛タン オニオン リガトーニ】
牛肉はタン。こんなサイズで牛タン食べたことないわああああ
よく煮込れていて、ほろほろほぐれていきます。ソースはオニオンど直球。わかりやすいポーションにわかりやすいソース。うまい。
そしてリガトーニ。これ、パスタの一種ですが、ほかとくらべて穴が大きい。
だからソースを絡めるのでは、詰めてしまっている。だからひとくちできれいに食べられるわけですが、こういうことが料理を構築するということなんだなと、ほんとに勉強になったアイテムでした。
【栗 カシス ミルク】
今回いちばんの目当てはこれでした、モンブラン!!
パティスリーに行けばかならず食べるモンブランですが、レストランのデセールとして食べるモンブランは初です。
まずマロンのなめらかな口当たりと香りのよさはデセールならでは。皿盛りの強みはやわらかさのコントロールができることと香り。このふたつの要素はイコールであり、なめらかなものは舌で溶けやすく、溶けやすいから香りを感じやすい。
なかにはカシスのクリーム。酸味がきっちり効いていて、構成はさすがフランス仕様だな、と思わせておきながら、メレンゲは黒糖だったりするんですよね、さくさくうま。
そして白いものはミルクのアイスクリーム。モンブランに含まれていないクリームの要素を補完します。
デセールのもうひとつの強みは温度。冷たいものは冷たく、温かいものは温かく。これができることがとても大きく、やっぱりレストランデセールってすてき、、
【ミニャルディーズ】
最後にチョコレートのマドレーヌと
コーヒーを飲んでおしまい。
ひさしびりの再訪でしたが、まじですばらしい東京の佳店。
味よし、雰囲気よし、コスパよし。
5000円ちょっとでアミューズ、スープ、魚、肉、デセール、カフェまでやってくれてこのクオリティーというのは頭があがりません、、
ミシュラン星つき店ではもっとも懐が広いのではないでしょうか。
はじめてのデートからグルメな方まで、すべての層が満足できる稀有な名店です。
行ったことがない方はぜひ!! めちゃくちゃおすすめです!!
ごちそうさまでした!!!
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リョウラ/用賀
pâtisserie Ryoura
用賀駅から徒歩で5分ほどにあるパティスリー。周辺は住宅地、商店街などもあり雰囲気がとてもいいです。
そんな場所にある当パティスリー。菅又亮輔シェフはフランス各地で修業を積み、帰国後は『ピエール・エルメ サロン・ド・テ』にてスーシェフを務めます。
そして
めちゃくちゃイケメン。
こんなイケメンでケーキ作れるとか、、生きていく気力なくす。
さて、気を取り戻していきましょう。あるもので生きていくしかないのです。
ケーキ屋行くとレパートリーが地味になりがちですが、今回はとてもはなやかなになりました。
【スワイユ】
ピスタチオのケーキですが、色合いがビビットでかわいいです。
ピスタチオのバタークリームがめちゃくちゃ濃厚!! バタークリームという重めのクリームに濃厚なピスタチオのおいしさをのっけて全力投球、そんなクリームです。
なかにはクレームショコラとチェリーのジュレ。バタークリームのくちどけがいいのですが、それを邪魔しないくらいこちらのくちどけもいい仕上がりになっています。
これはおすすめのケーキです!!
【シュマン】
いやああああああああ
これ、すごいです。
フロマージュブランのムース、はちみつのムース、杏のジュレ、桃のムースといった構成。すべてのパーツのクオリティーが高水準です。
フロマージュブランの純なチーズ感、はちみつのこくと杏の甘酸っぱさ、桃のムースの清楚な甘味、それらすべてが調和したケーキ。
これはこれまで食べたケーキでも確実にトップレベルのおいしさです!!
【モンブラン】
当店はモンブランを洋栗和栗の2種類用意してあるらしく、今回は電話にて洋栗を取り置きしてもらいました。
マロンのねっとりとしたテクスチャーで舌に絡んでくるような濃厚さです。
なかには生クリーム、土台はメレンゲ。前述したケーキに比べると構成がだいぶシンプルですが、それぞれの味わいと品のよさで純粋にモンブランをたのしめます。
こういうシンプルなケーキをいたってふつうに作って、おいしいなあと消費者に思わせるのはとても大変なことだと思うのですが、当店ではそれを感じることができます。
【エクレール ダムルージュ】
めちゃくちゃかわいいかわいすぎる、、
薔薇のはなびらの添え方のさりげなさとかはんぱない。
まずキャラメルのシャンティの心地よい香ばしさとあまさではじまります。その下にはパティシエール、カシスのコンフィチュール、洋梨のジュレ、バナナのババロア、カシスと洋梨のムース。込み入りすぎ。
これだけ多要素だとそれぞれがけんかするのではないかと思うのですが、そんな不安は杞憂。不思議と全体が調和していて、なおかつ洋梨なら洋梨の味を感じられ、バナナならバナナの味をきっちり感じることができます。
それでいてすべてが出すぎていないのできちりとまとまりのある仕上がりになっています。これは足し算ケーキの究極といってもいいかもしれません。
リョウラ。Twitterなどでよく見かけるパティスリーなので行きたいなあとは常々思っていましたが、もっとはやく来るべきでした。
菅又シェフによるケーキの足し算引き算、その方程式の在り方は都内でも随一、そう思います。素材の性質や個性、扱い方を熟知していないととてもじゃないけれどこんなケーキは作れないと思います。
また、ケーキがとても写真映えして時代に即していますよね。そのへんのバランス感覚もさすが。
映えに重点を置きすぎて味がおざなりになりがちな昨今に、これだけ全体のバランスがとられた食べ物ってそうそうありませんよ。
食べてわかりやすくおいしさを感じられることもあって、当店はエーグルドゥースをもっとモダンにしたような印象を受けました。そりゃ人気も出るに決まっています。
インスタ映えするし、なによりおいしいし、ニーズが多いパティスリーです。また来よう!!
ごちそうさまでした!!!
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松屋の『四川風麻婆鍋膳』がとてもおいしかった!!な話/雑記
松屋。
牛丼チェーンの代表格といえば、『吉野屋』、『すき家』、そして『松屋』。
この3つが挙がると思うのですが、僕は吉野家派なんですよね。理由はとくにないんです。ただ牛丼食べるとなると吉野家を選択するというだけで。
すき家と松屋は僕のなかでは丼のレパートリーが充実している印象。
書いていて思いましたが、吉野家はそんなにレパートリーがないので、牛丼を純粋に食べたいときにぱっと思い浮かぶのが吉野家なのかもしれません。その他の丼を好むとなるとすき家や松屋になるのかもしれません。
あと、これも思ったのですが、たぶん吉野家は席に座ってからの注文で、すき家と松屋って券売機じゃないですか??
僕、座ってから注文のシステムが好きで、券売機って何気に苦手です。どこになんのボタンがあるのかよくわかんねえし、うしろにひとが並んでしまうと理由もなくテンパってしまう。
いますか?
牛丼食べたいだけなのに券売機でテンパって脳内で
うああああああああああああああああああ
ってなってるやつ。
いますか?おれです
だから口頭でぱっと店員に伝えたいわけです。
「牛丼の大盛りで」
って。僕としては。
でもべつに券売機がうまく使えないわけではないんですよ??
だって日高屋にしろ富士そばにしろ券売機だし、そのいずれもちょいちょい使うし。
ただなんとn―――
というわけで今回は松屋に牛丼を食べに来ていません。
『四川風麻婆鍋膳』
仕事帰りにたまたま目に入って以来気になっていて、たまたま麻婆豆腐食べたい気分だったこともあってふらっと行ってきました。すき家がやってたらすき家でも行ってたし、吉野家だったらもっとはやく気づいていたかもしれませんが、今回は松屋の話です。
それにしても松屋の券売機って好きになれなくて、完全にモニター式なんですよね。あれ苦手です。どこにどのボタンが、、、
というわけで麻婆鍋膳やってきました。
せっかくなので大盛りにしました。券売機使いこなせてる。いや、ふつうの券売機ならいいんですが、松屋に限っては券売機の仕様がほかとは異なるんで、べつに僕がばかなわけではないと思っています。
麻婆豆腐なのですが、思っていた以上のひき肉の絶対量であり、あらびきなので食べている感がかなり強いです。
味わいは中辛。にんにくが効いていてパンチがあります。
豆腐は絹ごし。僕は木綿豆腐が好きなのですが、パンチがある味つけなのでなめらかな豆腐が主になってマイルドさを出しています。
そして食べていて発見したのが茄子の存在。茄子を見つけ出したお得感ね。わかりますね??
しかし思ったのですが、
四川の麻婆って茄子入れることあるんですか??
エビチリを陳建民が作り出して日本に定着させたのは有名な話ですが、茄子ってどうなんでしょう。だれか教えてくれたらうれしいです。
まあ、細かいことは気にせず、おいしいものが食べられたら僕はなんでもいいです。
こんなブログやってる人間の発言ではありませんが、僕もときにはいろいろめんどうになるんです。美食とかグルメとか。
味噌汁うま。ちなみに持ち帰りすると味噌汁つかないみたいです注意です。
なんかふつうにおいしかったです。いや、とてもおいしかったです。
通常価格が590円で、大盛りにしても650円。なかなかコスパ高いです。
中華の知識が乏しすぎてほんとうに四川風なのかはまったくわかりませんが、たぶんそんなに四川風ではないのかもしれませんが、おいしかった!!
フレンチレストランをすすめる機会ってそんなないですが、松屋の麻婆おいしいからおすすめ、くらいは気軽に言えていいですよね。
それに下手にあのレストラン、パティスリーがおいしかったからおすすめ、とか言ってしまうとリアルではなにかとやっかいなので、リアルでは松屋をおすすめしようかと思います。
あしたからもまたがんばれそうです!!!ありがとう松屋!!!
ごちそうさまでした!!!