リョウラ/用賀
pâtisserie Ryoura
用賀駅から徒歩で5分ほどにあるパティスリー。周辺は住宅地、商店街などもあり雰囲気がとてもいいです。
そんな場所にある当パティスリー。菅又亮輔シェフはフランス各地で修業を積み、帰国後は『ピエール・エルメ サロン・ド・テ』にてスーシェフを務めます。
そして
めちゃくちゃイケメン。
こんなイケメンでケーキ作れるとか、、生きていく気力なくす。
さて、気を取り戻していきましょう。あるもので生きていくしかないのです。
ケーキ屋行くとレパートリーが地味になりがちですが、今回はとてもはなやかなになりました。
【スワイユ】
ピスタチオのケーキですが、色合いがビビットでかわいいです。
ピスタチオのバタークリームがめちゃくちゃ濃厚!! バタークリームという重めのクリームに濃厚なピスタチオのおいしさをのっけて全力投球、そんなクリームです。
なかにはクレームショコラとチェリーのジュレ。バタークリームのくちどけがいいのですが、それを邪魔しないくらいこちらのくちどけもいい仕上がりになっています。
これはおすすめのケーキです!!
【シュマン】
いやああああああああ
これ、すごいです。
フロマージュブランのムース、はちみつのムース、杏のジュレ、桃のムースといった構成。すべてのパーツのクオリティーが高水準です。
フロマージュブランの純なチーズ感、はちみつのこくと杏の甘酸っぱさ、桃のムースの清楚な甘味、それらすべてが調和したケーキ。
これはこれまで食べたケーキでも確実にトップレベルのおいしさです!!
【モンブラン】
当店はモンブランを洋栗和栗の2種類用意してあるらしく、今回は電話にて洋栗を取り置きしてもらいました。
マロンのねっとりとしたテクスチャーで舌に絡んでくるような濃厚さです。
なかには生クリーム、土台はメレンゲ。前述したケーキに比べると構成がだいぶシンプルですが、それぞれの味わいと品のよさで純粋にモンブランをたのしめます。
こういうシンプルなケーキをいたってふつうに作って、おいしいなあと消費者に思わせるのはとても大変なことだと思うのですが、当店ではそれを感じることができます。
【エクレール ダムルージュ】
めちゃくちゃかわいいかわいすぎる、、
薔薇のはなびらの添え方のさりげなさとかはんぱない。
まずキャラメルのシャンティの心地よい香ばしさとあまさではじまります。その下にはパティシエール、カシスのコンフィチュール、洋梨のジュレ、バナナのババロア、カシスと洋梨のムース。込み入りすぎ。
これだけ多要素だとそれぞれがけんかするのではないかと思うのですが、そんな不安は杞憂。不思議と全体が調和していて、なおかつ洋梨なら洋梨の味を感じられ、バナナならバナナの味をきっちり感じることができます。
それでいてすべてが出すぎていないのできちりとまとまりのある仕上がりになっています。これは足し算ケーキの究極といってもいいかもしれません。
リョウラ。Twitterなどでよく見かけるパティスリーなので行きたいなあとは常々思っていましたが、もっとはやく来るべきでした。
菅又シェフによるケーキの足し算引き算、その方程式の在り方は都内でも随一、そう思います。素材の性質や個性、扱い方を熟知していないととてもじゃないけれどこんなケーキは作れないと思います。
また、ケーキがとても写真映えして時代に即していますよね。そのへんのバランス感覚もさすが。
映えに重点を置きすぎて味がおざなりになりがちな昨今に、これだけ全体のバランスがとられた食べ物ってそうそうありませんよ。
食べてわかりやすくおいしさを感じられることもあって、当店はエーグルドゥースをもっとモダンにしたような印象を受けました。そりゃ人気も出るに決まっています。
インスタ映えするし、なによりおいしいし、ニーズが多いパティスリーです。また来よう!!
ごちそうさまでした!!!
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