東京モンブラン

ざっくり飲食備忘録です。

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ルカンケ再訪/白金台


【REQUINQUER】

このブログがはじまってそろそろ2年が経過しようとしています。

いろいろなお店に通い、いろいろな経験をしてきました。

そして当店への再訪。

思えばこのブログのいちばん最初に書いたのがルカンケ。


www.tokyo-mont-blanc.com



この記事、めちゃくちゃ拙いわけですが、なんと、同じはてなブロガーの猫イズムさんがこの記事を読んでルカンケにうかがってくれたとのこと!!

そういうのうれしい!!なんならそういうために書いてるからな!!

猫イズムさんのブログのリンク貼っちゃおっ


www.ponnta.net


やっぱりお店紹介はポジティブなものに限りますね。これからも行ってほしいお店だけ記事にしよう。


というわけで再訪です。めちゃたのしみなんだが。









このセッティング!!

ひさしぶりの再訪なのでいやでも気持ちがあがりますね。

おいしいものが出てくるとわかりきっている安心感に勝るものはないです。


このお品書きもいいですね。

印刷されたREQUINQUERのレイアウトのかっこよさ!!


【小石と苔】

竹炭入りのパンとあおさの組み合わせ。

アミューズはこういうかわいさがあるものがけっこう好みです。

連れからは、

「前回よりも緑がマシマシじゃない!?」

とのひとことを。たしかに。

食べる際はむせないように注意。


【フォアグラのシュークリーム】

カカオを練りこんだシュー生地。そのなかにフォアグラでつくったクリーム。

シュー生地がきりっとした香ばしさを持ち、そのなかにはとてもなめらかに仕上がったフォアグラのクリーム。

あまさはひかえめですが、シュークリームとしての体をきっちり維持しながらアミューズとしての立場をこなしています。

この手のアミューズにはグジェールがありますが、こういうあまい系統もありですね。

端的にまとめるととてもおいしい!!



【大根のスープ】

前回はにんじんのスープでしたが、今回は大根。

コンソメやブイヨンといった出汁はいれないで野菜のおいしさだけでつくっているとのこと。そこに香辛料を少々。

とてもシンプルな味わいですが、野菜にしっかり味が存在することがわかります。手が込んでいるけれど、自然な料理ってとても好感がわきます。


パンは自家製で、

オリーブオイルばしばしつけて食べるのうめえええ(食べ方の偏差値低い)


【サンマ セロリ ジャガイモ】

サンマのテリーヌ、サンマのタルタル、サンマの肝のディップと、まさに三段活用、無駄がありません。

ディップの上に載っているのはサンマの骨らしく、これもさくさくでおいしい。

そしてお皿の上の料理すべてに共通しているのは、さんまがまったく生臭くない!!

青魚は生臭さとの戦いだと思いますが、ルカンケではその戦いに圧倒的勝利を治めています。だからサンマ食べてるのにめちゃくちゃ清澄。

じゃがいものピューレは燻製され、合わせて食べるとまた違った味わいに。

付け合わせのセロリのドレッセ(盛り付け)のうつくしさも気持ちをあげてくれます。

前菜のたのしみがこの一皿に凝縮されている、そんな一皿です。


【鮮魚 マコモダケ ブールブラン】

今回の鮮魚はハモ。

フリットにされたものに海老とマコモダケ、白いぶくぶく。

そこへ、



ソースをだああああああ


わかりやすい演出ですが、わかりやすいのがやっぱりいいですよね。

かけたソースがブールブラン。緑色はハーブでしたが名前を忘れてしまった、、

ですがこのソースが秀逸で、前回もブールブランでしたがやはりおいしいです。

今日日ブールブランソースを使うお店がどれだけあるかという話ですが、こうしたクラシックなソースは守られていくべきですよね。


【牛タン オニオン リガトーニ

牛肉はタン。こんなサイズで牛タン食べたことないわああああ

よく煮込れていて、ほろほろほぐれていきます。ソースはオニオンど直球。わかりやすいポーションにわかりやすいソース。うまい。


そしてリガトーニ。これ、パスタの一種ですが、ほかとくらべて穴が大きい。

だからソースを絡めるのでは、詰めてしまっている。だからひとくちできれいに食べられるわけですが、こういうことが料理を構築するということなんだなと、ほんとに勉強になったアイテムでした。


【栗 カシス ミルク】

今回いちばんの目当てはこれでした、モンブラン!!

パティスリーに行けばかならず食べるモンブランですが、レストランのデセールとして食べるモンブランは初です。

まずマロンのなめらかな口当たりと香りのよさはデセールならでは。皿盛りの強みはやわらかさのコントロールができることと香り。このふたつの要素はイコールであり、なめらかなものは舌で溶けやすく、溶けやすいから香りを感じやすい。

なかにはカシスのクリーム。酸味がきっちり効いていて、構成はさすがフランス仕様だな、と思わせておきながら、メレンゲは黒糖だったりするんですよね、さくさくうま。

そして白いものはミルクのアイスクリーム。モンブランに含まれていないクリームの要素を補完します。

デセールのもうひとつの強みは温度。冷たいものは冷たく、温かいものは温かく。これができることがとても大きく、やっぱりレストランデセールってすてき、、


【ミニャルディーズ】

最後にチョコレートのマドレーヌと


コーヒーを飲んでおしまい。



ひさしびりの再訪でしたが、まじですばらしい東京の佳店。

味よし、雰囲気よし、コスパよし。

5000円ちょっとでアミューズ、スープ、魚、肉、デセール、カフェまでやってくれてこのクオリティーというのは頭があがりません、、

ミシュラン星つき店ではもっとも懐が広いのではないでしょうか。

はじめてのデートからグルメな方まで、すべての層が満足できる稀有な名店です。

行ったことがない方はぜひ!! めちゃくちゃおすすめです!!

ごちそうさまでした!!!



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