ラ・ファソン古賀のハヤシライス／代々木上原

ラ・ファソン古賀

ひさびさの訪問です。

けっこうご無沙汰だったので、ちょっと緊張します。

いつもどおりカウンターです。

いままでは休日にうかがっていたのですが、今回は平日に。お客さんはまばらでした。

コースは3500円のものをオーダー。

よっしゃ、いつもどおりのパンから。

いたってプレーンなパンで料理を邪魔しない素朴なタイプです。

今回のスープはクリームスープ。

白菜、ベーコン、しめじ、えのき茸がごくこまかく刻まれ、おいしさがスープに溶けだしています。

添えられた牡蠣がちから強いあじわいです。

全体的に見ると濃そうな印象ですが、塩分が抑えられているので、食材の味で意外なほどあっさりと飲ませてくれます。

当店のサラダは、僕のなかではスペシャリテです。

サラダってドレッシングのかかり具合によって

「味がない！！」

「味、濃っ！！」

みたいなこと、ありません？

しかし当店のサラダはドレッシングは上からかけるのではなくサラダと和えてあるので、どこを食べても味が均一にいき渡っています。

料理の味って、こういう素朴な手間ひまがいちばん大切なのではないのかと思わされます。

大山鶏はスモークされていて、食べ応えのあるサイズです。

【平鱸のムニエル】

肉質がやわらかく、噛む際の抵抗がないくらいです。

そしてソースがうまいうまい！！

生姜の効いたバターソースなのですが、乳のまろやかな舌触りと、酸味が効いています。酸味は白ワインかな？

ブールブランの派生系といった感じですが、そのひとことでは収まらないようなおいしさです。

当店では桜鯛、鰹、イサキと食べてきましたが、やはり当店は魚をおいしく食べされることに長けています。

【ハヤシライス】

ソースキュリーのクオリティーからして、このハヤシライスもうまいんだろうなと想像するのはむずかしくないのですが、やはりこいつもうめえ！！！

大山黒毛和牛使用とのことですが、和牛独特のべたべた油分は感じられず、デミグラスの酸味を合わさって、ハヤシでありながら線がほそく清澄さすら感じられる繊細さ。

具材もごろごろで食べ応えありうまいうまいぞ！！！

本日のデザートは練乳プリン。

なめらかプリンをもっときっちりとした精度に仕上げているような感じで、濃厚ながらも肌理のこまかさがやはり古賀さんらしい。

やはり、いいわ。

今回で4回目の訪問でしたが、毎回その料理の質におどろかされ、丁寧な仕事に頭が下がります。

当店は当ブログはじめからのお店で、そういう意味でも思い入れが深いです。

ラ・ファソン古賀、まだ行ったことがないという方はぜひ行ってほしい！！

おねがいだから！！！

またタイミングを見計らってうかがいたいです。

ごちそうさまでした！！

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