東京モンブラン

ざっくり飲食備忘録です。

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東京モンブラン1周年 とくにおいしかった食事を振り返る。

こんにちは、ミチムラです!!


東京モンブラン1周年ということで、今回はこの1年間のうちにしてきた食事のなかから、とくにおいしかったもの、すばらしかったものを、【レストラン】、【パティスリー】、【フォトジェニック】、【おどろき】、【総合満足度】の5つの項目で紹介したい。


各項目の下にお店のレビュー記事のリンクを掲載しています。気になるお店があればぜひご覧ください。


それではさっそくいきましょう!!!


レストラン


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ラ・ファソン古賀/グリーンピースの冷製スープ

ラ・ファソン古賀の真骨頂といっても過言ではないスープ。
スープのあじわいが清澄そのものであり、食べていてはっきりとグリーンピースを感じ、そのくせ苦味を感じないという矛盾。そしていい意味で口に残らないのでつぎの料理の足を引っ張らない。
コース料理として完璧な一皿。

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ル・ブルギニオン/鯛のポワレ 鳥のだしのスープ

きれいな水を飲んでいるような口当たり。からだになじむ。
食べログで見る限りでは、この料理はほかの料理とくらべると見劣りするという意見が多数だが、僕としてはこういう料理がもっと評価されてほしい。
そしていますぐ蛇口から流してほしい。いつ開通ですか??

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フロリレージュ/分かち合い

コース料理で感動するのは前菜のほうが圧倒的に多い。
というのは、前菜はメインにくらべて使える食材や手数が比較にならないくらいに多く、また華やかなことも多いためだ。
さらに言えば、メインは前菜を食べるときよりもおなかが満たされているため、テンションのトーンが落ちがち。
しかしこのホロホロ鳥は実直に鶏がうまいだけでなく、八丁味噌、ねぎ、おこげなど、完全に日本テイストに振った仕上がりに感動。メインでこれだけ感動できることはすくない。
この店は和食屋に転身してもうまくいくはず。

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分かち合いというタイトル通り、一羽のほろほろ鳥をすべての客とシェアするというコンセプト。迫力があり、ほかの来客者との親近感もわく。

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アラジン/アップルパイ

パティスリーでプチガトー。もちろんよい。
しかし、レストランデセールにはパティスリーにはないべつの華やかさがある。そしてなにより温かいものを温かく、冷たいものを冷たく、という基本中の基本をきっちりこなしてくれる。
その最高峰がこれ!
薄焼きパイとりんご、アイスの組み合わせをきらいなひとはいないだろう。

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パティスリー


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エーグルドゥース/シャンティーフレーズ

天からの授かりもの。これがあり続けるかぎり、エーグルドゥースは僕のなかのパティスリーランキング1位にかがやき続けるはず。
食べる、ではなく、遭う、それが正しい表現。心して挑め。

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アン・プチ・パケ/ラルク・アン・シエル

フランス語で虹を意味するラルク・アン・シエル
杏の香り、マジパンの食感、フランボワーズの酸っぱさ。
その見ためからは想像もつかない緻密さがひとくちで押し寄せる。
はじめから出逢うべくして出逢ったかのような自然な組み合わせ。
食後、虹は消え、あとにはラ・ラ・ランドを観た後のようなかなしみが残る。すべては夢のまた夢。

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スイーツガーデン ユウジアジキ/ハニーハント

キャラメル、ハチミツといった甘いもの代表でがちがちに決めたケーキ。
一歩まちがえたらその甘さの爆発で食べるにたえないアイテムになりそうなイメージだが、そこは安食雄二シェフ、完璧にこなしてくる。
未来のルレ・デセール候補。彼が日本を獲る日は近い。

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フォトジェニック


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サッカパウ/菜園風サラダ

サッカパウには料理人の友人とうかがい、料理の内容をほとんど失念したので記事にはしなかったが、こちらのサラダはあまりにきれいだったのでこの記事で成仏してもらうことにした。

野菜の種類も豊富で、なかでもホワイトアスパラガスが瑞々しくておいしかった。右の絵具のように配置されたカラフルなものは野菜のディップ。セロリ、ビーツ、パプリカ、ニンジンなどがディップにされて、それがまたきちんと野菜の味をつぶさないバランスのよさ。
菜園風サラダ、それはさながらジヴェルニー、モネの庭園を思わせてくれる。晴天からの陽光が咲き乱れた花々にやさしくほほえみ、風がやわらかくあたたかい。楽園はサッカパウにありました。


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ル・ブルギニオン/パッションフルーツブランマンジェのデセール

レストランデセールの真骨頂ともいうべきうつくしさ。
透明な皿にあらわれた初夏が、僕を海へと駆り立てる。グアム、ハワイ、マルタ。
行く必要などない、感じさえできれば、それで。

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ビヤンネートル/フレーズ ジャスミン ライム【1月】

ビヤンネートルのパフェはどれをとってもフォトジェニックでかわいらしく、食べているときの場違い感が半端ではない。
ひとくち食べるごとにパフェが、

なんでおまえがここにwwwwwwわろたwwwww

と嘲る。インスタ映えという時代が生み出した怪物、リア充御用達。

しかしリア充に屈するな。食べたいものを食べるのが、ほんとうのリア充だ。

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おどろき


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ラテ・グラフィック/サーモンのクリームパスタ

写真ではわかりにくいが、レモンの半身が豪快に盛られている。添え物のレモンの概念をぶち壊してきた一皿。
いや、むしろ
【レモンの半身 サーモンクリームパスタ添え】
のほうがネーミングとして正しいかもしれない。

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ラチュレ/鹿の血のマカロン

渋谷にできたフレンチレストランの新星。ミシュランひとつ星。
ラチュレの個性はジビエ。シェフ自らが狩猟から手掛けるなど、命を頂くことにとても真摯。
そしてそんな料理のなかでもひときわ抜きん出た個性を発揮してきた鹿の血のマカロン
鹿の血の滋味が、森の中の枯葉、蔓草、雨に湿った土を思わせ、その刹那、銃声が轟き、鹿は倒れる。
鹿の血がわれわれのからだに流れる因果。噛み締めろ。

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カフェ鈴木/カフェラッテ

カフェラテはミルク感重視の飲みものだが、ここのカフェラテはコーヒーの主張がはっきりと感じられる。牛さんが焙煎機の前に立ち、コーヒー豆を律義に焙煎している、そんな光景が目にうかぶ。

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暗がりのなか、我々はなにも考えることなくただ牛と豆に感謝する。

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総合満足度


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ルカンケ/白金台

アミューズからデセールまでの構成力が完ぺき。そしてすべてがおいしい。
ミシュラン1つ星にもかかわらず、ランチのコースが3300円という価格もおどろき。
お金が許すなら毎月でも行きたい。僕が資本家ならばただちに店を買い取りたい。

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フロリレージュ/外苑前

カウンタースタイルの完全体。
コの字カウンターの中を黒いコックコートを纏ったキュイジニエが動き回り、料理を作り上げる様は圧巻。
接客の物腰のやわらかさが、ミシュラン2つ星という権威をいい意味で感じさせない。つかず離れずの距離感が絶妙。
店が客をもてなし、客が店に敬意を払う。ひとはなにゆえに食をここまで追い求めるのか、その答えがほんのすこしだけ見えてくる稀有な名店。

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エーグルドゥース/目白

シャンティフレーズがあまりにもおいしく、気を抜くと一瞬昇天する。そして当店はなにを食べても基本的にうまい。おいしいではない。うまいのだ。
ケーキはどれをとっても「エーグルドゥースの味」がする。
基本に忠実、王道、そのなかに忍ばされた個性、丁寧な仕事がその味を作り上げる。
電話対応もすばらしく、それはもはや天使のささやき。

この世でもっとも天国にちかいパティスリー。








は?

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ふりかえってみて、思うこと


あらためてふりかえってみると、いろいろ食べたなあとなつかしくなりました。やっぱりこうしてふりかえってみるのは大切。

ブログをはじめた当初は、記事数がこれだけ増えることなんか考えられなかったし、こうしてまとめにしてみなさんにお店を紹介できるなんて想像もしていませんでした。

ブログつづけていてよかったあああ!!!

そしてなにより、これからさきの1年、また新たなたのしみやおどろきを発見し、それを読者のみなさんと共有できるように、ブログの更新がんばります。


ありがとうございました!!



追記

文面に多々誇張、あそびがあり、料理の感想は直接料理の評価を保障するものではありません。ご了承ください。




ミチムラチヒロ



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