東京モンブラン

ざっくり飲食備忘録です。

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【閲覧注意】上野アメヤ横丁にひそむアジア/上野

【閲覧注意】

当記事にはひとによっては不快に感じられるような画像(豚の足、頭など)が多数掲載されています。

苦手な方は閲覧をなさらないよう、よろしくお願いいたします。

また、この記事はひとを不快にさせることを目的としているわけではなく、食の文化的差異の理解を深めてもらいたいと思い、投稿しています。

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。



アメ横。正式名称はアメ横商店街連合会。

御徒町駅上野駅間の山手線高架橋西側と高架下に、約400もの店舗が500メートルという距離にわたって軒を連ねる日本有数の商店街です。


アメ横、おそらくみなさんも行ったことがあると思います。年末はそのにぎわいがテレビでたびたび取り上げられるなど、年末年始の代名詞になっています。

そんなあまりに有名なアメ横ですが、その一角にかなりディープなスポットが隠されていることを知っていますか??



おなじみのアーゲートをくぐった先にあるアメ横センタービル。

入り口がわかりにくく、おそるおそるなかに入っていくと、



アメ横センタービル 地下食品街

もうずっと気になっていて、やっと来ることができて感激!! そして想像を超えておもしろかった!!

今回はアメ横センタービル 地下食品街、通称アメ地下について紹介をしていきたいと思います!!



もう入り口から見える景色が日本のそれではない。

さながらアジアといったような独特の雰囲気、空気感。

入り口前にはベンチと自動販売機が置いてあるスペースがあるのですが、こわそうなひとたちがたむろしていておだやかではないです。

極めつけは異国語が至るところから飛び交い、日本人と思しき人物は僕たちだけのようでした。

どうやらここは日本に移り住んできたアジア系の方たち御用達の市場みたいです。



一発目から飛び込んできたこれ。

豚足です。

豚の足が袋詰めにされて売られています。

アメ横でも歩いていると豚足の燻製? みたいなもの売ってますよね。食べたことはないけれど。

むこうのほうではいたってふつうに食されている食材ですが、日本人にはあまりなじみのない食材ですね。

こういうのを目の当たりにすると、いかに自分が無知か思い知らされます。

箱に入れられたココナッツ。

もうふつうに置いてあるんですよね。


ココナッツですが、なにか? え?


みたいな顔しやがって。


牛のハチノスがこんな大きなサイズでパック詰めされているのなんか見たことありますかありません。

ちなみにハチノスは第二の胃にあたる部位です。



これはすっぽんです。

すっぽんってこんな感じで売られているものなんですね。

鍋にしてみたいけど、どうやって甲羅から外したらいいんだろう……

勉強したらブログで紹介してみようかな。



鶏肉にいたっては袋にまとめて入れられています。


こちらは豚の耳。

これは燻製されたやつなのか。

豚の耳は沖縄ではミミガーとして一般的に食されています。




スパイスが異様に安い。スーパー、百貨店で売られている価格の1/5~1/10ほどの感覚。種類も豊富で、カレー作るのが好きなひとにはほとんど天国みたいなエリアですね。

中華調味料も充実していて、見たこともないし読めもしないものも。




海外製のシーズニングミックスも多数。

日本に移り住む外国人に方たちが好んで買うそうで、これは今後買って使ってみたい。


お魚もたくさん種類を取り揃えているのですが、


いや、わかる。

これならいっそのこと書かなくてもいいんじゃね……



魚(鯛)


生簀もあり、魚や甲殻類が動き回っています。

なお、文字は中国語なのか読めません。


忘れたころにやってくる豚足。

いくつか精肉店がはいっていますが、基本的に豚足は常備されています。マストアイテムみたいです。

羊舌……

羊のタンか?

はじめて見ました。


豚のタンもありますが、見知ったアイテムも、これだけの大きさで見ると迫力がすごい。



いや、たしかに書かなくてもいいんじゃないかって言いましたけど。

まじで書かないパターンは考えてもいなかった。








さて、

ここまでは前座です。

ここからは本格的に閲覧注意を喚起しておきます。











まずは豚の鼻。

これ、どうやって食べるんですか??

調べてみると、どうやら煮込むとコラーゲン豊富でぷるぷるになるらしい。

これもアジアではふつうに食べられているらしく、タイミングを見計らって買って食べたい。

豚の頭。


ひっくり返すとこんな感じ。

頭半分が真空パックされ、冷凍されています。

これこそどうやって食べたらいいの……

そもそも可食部がどれだけあるのかどうかって感じです。

豚の皮などは中国では煮込んで煮凝りをつくってスープに使ったり、フランスでは茹でて冷やし固めたテリーヌの「フロマージュ・ド・テート」などがメジャーなメニューとして食べられています。

いやあ、これはいつかかならず手に入れて余さず料理してみたいなあ。




うーーん、すごかった。


今回は僕自身とても貴重な体験ができて大満足でした。

まさか、日本の都心にこんなアジアンな場所があるなんて信じられませんでしたが、行ってみると未知にあふれていて非常に興奮しました。

そしてなにより、そんな空気感のなかで他国の食文化や習慣の一端に触れられたような気がしたのは経験として忘れないでおきたいと思いました。

とくに豚関連の品物ははっとさせられる発見でした。

単純に日本では食べられていないだけで、世界的にみれば豚の足や耳、頭はふつうに食され、愛されている食材なんですね。

日本人だって魚の頭を盛りつけたり、あらで出汁をとったりしているわけですよね。それとまったく同じことであり、「気持ちわるい」、「グロい」というひとことだけで話をかたづけてしまうのはもったいないし、なにより食材にも失礼なことです。

人間は生き続けるために、常になにものかの命をとっていることを忘れてはいけないと、あらためて心にとどめておきたい、そう思いました。


また近々来るぜ!!!






アメ地下を出てケバブ

アメ横は意外にケバブ屋が多く、クオリティーも高い。アメ地下とセットでどうぞ。


ごちそうさまでした!!

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