【完全版】2018年ビヤンネートル全パフェまとめ
こんにちは、ミチムラです!!
今回はまとめ記事。なんのまとめかというと、
ビヤンネートルです!!!
わたくしミチムラ、2018年の1月から12月まで、月に1回ビヤンネートルに通っておりました。
というのも、ビヤンネートルは毎月種類の異なったパフェを提供しており、1年で12種類ものパフェをつくっています。
そうなってくると、
1年すべてのパフェ、食べたい。
ってなりますよね。当然すぎる。
というわけできちんと1年間、月に1回×12回ものビヤネ(ビヤンネートルの略)訪問を達成しましたので、今回はそんなビヤネパフェを紹介していきたいと思います!!
この記事を読んでひとりでもビヤネに興味を持って、実際にお店に行ってもらえたらうれしいです。
では、どうぞ!!!
各月のパフェについて
★1月
【フレーズ/ジャスミン/ライム】
1月のパフェはいちご。新年ということもあってか赤と白、紅白というめでたい取り合わせ。
ジェラートはとちおとめ、ソルベは紅ほっぺと、アイスの種類によっていちごの品種を変えるというこだわり!!
洗練されていながら万人受けする、そんなパフェでした。
★2月
【酒粕/ジンジャー/ショコラ】
パフェに酒粕を合わせてくるんですよね、このパティスリーは、、
しかもその効き方がすさまじい!!
ニュアンスを感じる、そんな程度ではなく、もうがっつり酒粕の存在を認識させられます。
これはちょっと写真目的にやってきたインスタ女子なんかが簡単な気持ちで手を出すと痛い目に合うパフェです。こういう客に媚びないでやりたいことをやる姿勢がビヤネのいいところです。
★3月
【オリーブ/エルブ/アグリューム】
パフェの常套手段として、
バニラアイス+生クリーム
という組み合わせがありますが、僕はなんの計算もなしにその組み合わせをされるのが苦手。
ですが3月のパフェにはオリーブ、つまり植物油脂を使用し、べたべたとした一般的なパフェの重い部分を軽減させ、食べやすいものにしていました。
植物油脂に柑橘系という取り合わせも○
どこか料理的でもありました。
★4月
【カシス/ラベンダー/ピスターシュ】
カシスのソルベの濃さは、これまで食べたビヤネのソルベのなかでもいちばん強かったかもしれません。ほとばしるような果実味であり、そこにラベンダーの香りまで効いている。
酸味、甘味、香りが前面に押し出され、それらをピスタチオの香ばしさと豆感でまとめあげます。すごく好きなパフェでした、、
★5月
【アニス/アナナス/アールグレイ】
アナナス(パイナップル)のシャーベット、アールグレイのジェラート。アニスの香り。
パイナップルは好きなアイテムではありませんが、個体がすぐれており、薄くなりがちのシャーベットの味わいも濃い。全体の土台になっているアールグレイのジェラートも丁寧に作られているからか苦味はなく、紅茶の高貴な雰囲気が味わえます。
それにしても、アニス(八角)を合わせてくるのがビヤネですね、ふつうではない、、
★6月
【さくらんぼ/杏仁/シトロネル】
シトロネル(レモングラス)のシャーベット、さくらんぼのジェラート、杏仁のジェラート。
ふつうにレモン使えばいいのに、シトロネル使うあたりがねじくれていますよね当店は。
にしてもこのさくらんぼ、杏仁のジェラートがめちゃくちゃおいしいし、このふたつ、関係ないようで実は同じバラ科植物なんですよね。
こういう合わせかたされると、さすがだなあと感嘆してしまいます。
★7月
【リュバーブ/白桃/フヌイユ】
日本人にはなじみのあまりないハーブをグラニテに使い、一方でヨーグルトとリュバーブのジェラート、白桃のソルベはとてもわかりやすい味覚。
あまりお菓子で使われないアイテムを使いつつ、きっちりわかりやすい部分も用意してくれるバランス感覚が冴えます。
★8月
【プラム/アマンド/ジンジャー】
プラムのシャクっとした食感やアマンドのジェラートのこっくりとしたおいしさを取り上げたいところなのですが、このパフェに限ってはジンジャーの効き方がどえらかったなあ。メレンゲのジンジャー感とかほんとすごかった。容赦なしかよ。
★9月
【ピオーネ/ジュニエーブル/フロマージュ】
まだ暑い残暑にピオーネのソルベうめーーーなパフェ。果肉もわんさか入っていて、王道系か??
と思わせておいてのジュニエーブルである。お酒を効かせるのも当店のお決まり。
フロマージュブランのジェラートはフロリレージュのデセールにも負けないクオリティー。
また、9月はキッチンの改装工事があり、訪問時は新鮮な気持ちになりました。
★10月
【和栗/ポワール/ショコラ】
和栗、ショコラと重たい主題ですが、洋梨が非常に瑞々しいので思う以上にさわやかに食べきることができました。
1年通したなかでいちばん王道のパフェであり、ビヤンネートルのパフェ未経験の方には取っつきやすいパフェでもありました。
★11月
【柿/パッション/玄米茶】
柿は日本の果物でありながらあまり手にしない果物でもあります。好みも分かれるしむずかしい果物です。
そんな柿ですが、ビヤネではソルベで。これがほんとうに柿そのものであり、ねっとりしたあまさで秋を全面に押し出しています。
玄米茶のソルベとの取り合わせもよきです。
★12月
【フレーズ/バニュルス/ショコラ】
12月ということでフレーズ(いちご)ですが、バニュルスとかいう聞き覚えのない甘口ワインとの組み合わせです。
ローズマリーとライムのブランマンジェ、藻塩のメレンゲなど、個性的なアイテムも光っていました。
そしてさりげなく1年でもっとも高いパフェでした。1600円。高い。食べるけど。
ビヤネパフェの特徴
ビヤンネートルのパフェにはいくつも特徴があります。
①アイスの種類が豊富
ジェラート、ソルベ、、グラニテなど、種類のちがうアイスを組み合わせる構成がされています。
同じ食材で2つのアイスを作ったり、まったくべつの味だったり、組み合わせ重視だったり、その月によって意図が異なりさまざまなしかけを施してきます。
②ブランマンジェ、シュトロイゼル
ブランマンジェとはアーモンドを使った『白い(blanc)食べ物(manger)』という意味の食べ物。
ビヤネさんは確実にブランマンジェの配置し、食感に変化をあたえてきます。
そこにシュトロイゼル(ぽろぽろのクッキーのような焼き物)のざくざくとした食感。
どのパフェにも含まれている構成で、ビヤネでは定番です。
③底にジュレを配置
一般的なパフェは最後の最後まで重々しく一本調子な印象なのですが、当店のパフェは底にジュレが敷かれており、食後感をさわやかにする工夫がなされています。
はじめて当店のパフェを食べていちばんおどろいた点でした。
④香り、スパイスの多様性
ジャスミン、ジンジャー、エルブ、ラベンダー、アニス、シトロネル、フヌイユ、ジュニエーブルといったスパイスを多用するのがビヤネパフェの特徴。
ほとんどのパフェに香りのあるものやスパイスを使っています。
そのため、パフェ全体がとても上品な仕上がりであり、外観のかわいらしさや栄えに実直で清楚な雰囲気まで付与されています。
香りやスパイスの雰囲気は時間の経過とともに弱くなり失われていくので、これらを存分に味わうにはイートインのパフェというのは最適ですね。
価格を比較する
【フレーズ/ジャスミン/ライム】1200円
【酒粕/ジンジャー/ショコラ】 1080円
【オリーブ/エルブ/アグリューム】1250円
【カシス/ラベンダー/ピスターシュ】1320円
【アニス/アナナス/アールグレイ】1150円
【さくらんぼ/杏仁/シトロネル】1500円
【リュバーブ/白桃/フヌイユ】1380円
【プラム/アマンド/ジンジャー】1380円
【ピオーネ/ジュニエーブル/フロマージュ】1350円
【和栗/ポワール/ショコラ】1450円
【柿/パッション/玄米茶】1350円
【フレーズ/バニュルス/ショコラ】1600円
ビヤネパフェは定価が定まっていないため、月ごとに価格が異なるので注意です。
その季節に合わせた食材を使うとどうしても価格が変動するので、当然のことではありますね。
にしても、いちばん安い1080円と1600円の差は520円。すごい開きです。
でもこういう姿勢、すごく好きですし、当店にはどこまでもパフェを極めてほしい。そのための価格変動なら甘んじて受け入れたいですね!!
まとめ
近年パフェがブームになりつつあります。
ブームとはおそろしいもので、それ単体が工夫もなしに売れる時期があり、その一方で最後には本当においしいものだけが残る。
ブームによって似たようなものがあふれかえることもしばしばですが、当店のパフェには一貫した哲学があり、それを貫いてもらいたいです。
とはいえ僕もまだまだビヤネの哲学を理解しきれたとは到底思えないので、これからどんなパフェが出てくるのかたのしみつつ、あらゆる食材の妙を勉強させてもらえたらと思っています。
この記事を読んでいただき、
「ビヤンネートルのパフェかわいい!!」
「おいしそう!! 食べたい!!」
とすこしでも思ってもらえたならさいわいです。
これからもビヤネ通いは続けますので、どうか今後とも東京モンブランをよろしくお願いいたします!!
ごちそうさまでした!!!
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