スイーツガーデン・ユウジアジキ ミルクレープ フレジエなど／北山田

前回の訪問から1年以上経過しての再訪です、アジキ。

それにしてもエクステリアがかわいらしいですね当店は！！

これはもう食べる前からうまい。

【ミルクレープ】

なんだこの層のきれいさは！！

アップでどうぞ。

たくさんのクレープ生地(おそらくこれは15枚。ちがうかもしれない)とクリームを交互に重ね合わせたお菓子。

クリームは大正義ディプロマットさま。クレープ生地は歯切れのよいタイプで、もちもち系ではありません。

サイズがしっかりしていますが、生地の歯切れのよさもあってそれほど重くなく、さらりと食べきることができます。

ミルクレープってどうしても重いイメージがつよいのですが、この食べやすさにはおどろきました。

【アールグレイ】

器を模したチョコラムース、その中にアールグレイのソースが入っています。

切ってみると、、

だばーーっとソースがこぼれます。それくらいソースがゆるく、このゆるさの物体をケーキで使うのはアジキくらいでしょう。

器の下にはアールグレイのスポンジ、ガナッシュ、タルトという構成。

各パーツがすぐれていることは当然ながら、アールグレイのソースの濃さと香りのつよさが突出しまくっています。

ソースがゆるいことによって口への広がり方が段違いです。個体だと噛むとか溶けるとか段階を踏まないと香りって広がりませんが、液体だとそれがダイレクトなので、鼻を抜けてより伝わるという。

これはとてつもない発想力であり、アジキの圧倒的なブランドアイテムです。

【アナナと太陽の女王バナナ】

ANABANA

この名前は著作権にきびしいあのアニメーション会社的にだいじょうぶなのかと、こちらがひやひやしますね、いいぞーもっとやれー

ココナッツとホワイトチョコレートのムース、その中にはアナナス(パイナップル)にアングレーズソースを絡ませたものが入っています。

その下にココア生地、チョコレート、バナナ、タルト生地。

名前のとおり夏にぴったりのケーキであり、前述したとおり、ゆるいアングレーズを絡めたアナナスをケーキの要素に含めることができるというのがいいですよね。

プティガトーですが、もはや構成要素的にはデセールのような充実感です。

【フレジエ】

夏なので、フレジエなんかまったく期待していませんでしたが、なぜかあったフレジエ。

そして当店のフレジエはふつうのフレジエと構成がまったくちがって、土台がタルト生地なんですよね。しかもかなり厚めの。

そしてピスタチオのクリームが挟まっているわけですが、このクリームがばけもの。めちゃくちゃピスタチオ味に満ちあふれていて、1から10までピスタチオ。

エーグルドゥースのピスタチオ65で感じた生のピスタチオの杏仁感ではなく、こちらはローストしたピスタチオ感。ピスタチオ好きにはもうたまらない一品であり、フレジエ、ピスタチオ両方のファンである僕からしてみたら、なにか、夢がかなったようなよろこびを感じましたね。

I am Your pâtissier

このコンセプトは伊達じゃないほんとに脱帽です。

【ハニーハント】

去年食べておいしかったこのケーキ。あらためたいただきます。

はちみつのムース、クレームブリュレ、メープルシロップを含んだスポンジ。

構成だけで見たら重すぎるし、あまいものだらけで考えられないわけですが、このケーキはふしぎなくらいに調和がとれている。

かなりあまいケーキであることは事実ですが、このあまさにはまったく下品さがなく、食べていて安心できる盤石なケーキです。こどもから大人まで楽しめるって、こういうことだと思います。

北山田という都内から遠く離れたエリアで勝負して、めちゃくちゃ人気を博しているだけあります。再訪して、そのすごみがより理解できました。

今年の春ごろに当店は週2日の定休日を設けるようになったので、よりよい環境で、さらにおいしいケーキが生まれることを期待したいです！！

ごちそうさまでした！！

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