東京モンブラン

ざっくり飲食備忘録です。

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パリセヴェイユのパン/自由が丘

パリセヴェイユのパン。
結論から言う。それは、パン屋のパンよりも価格が高く、しかしながらパン屋のパンよりもうまいというなんやらいろいろおかしなことになっているぶっ壊れパンである。パティスリーにあるパンはたいていクロワッサンやパン・オ・レザンなどのヴィエノワズリー、つまりパイ生地、バターたっぷりの菓子パンが多い。しかしここはリュスティック、ハードのような食事パンも扱っている。
もしかしたらパリセヴェイユはパティスリーの面を被ったパン屋なのかもしれない。
食後にそう思わされるクオリティーですらある。ぶっ壊れパン屋なのだ。パティスリーはついでである。みなさん、まだ勘違いしてんの??

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今回は4つ。ほしかったクイニーアマン、リュスティックフロマージュが売り切れておって非常につらぴよです。

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当ブログ初の絵面。

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セザム フロマージュ
ごまの絶対量が激しく、ごまの風味が口のなかで炸裂する。画像ではわかりにくいかもしれませんが、表面にはチーズが焼きつけられていてかりかりと香ばしい。チーズとごまをうまく掛け合わせた食事パンになっている。

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ブリオッシュ テート
僕の知るブリオッシュは甘いイメージなのですが、当店のはかなり甘味が抑制的。そのかわり、ブリオッシュ特有のバター、卵黄の個性をこれでもかというくらいに感じられる。甘くない、かといって塩気もそれほどでもない。なのにおいしい。紛れもなく金子マジックである。

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クロワッサン ゾランジュ
こんなばきばきの層見たことあります? こわいんだけど。なんかいまにも動き出しそうなんだけど。

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断面偏差値は軽く65を超えてくる超絶美人。パン自体の味は語るまでもないのですが、底のほうに入っている細かいオレンジのピールが柑橘のフレーバーで重たい食後感をあっさりとしてくれます。
ちなみにクロワッサンってベーカーズパーセント的に見ると小麦粉に対して約50%以上はバターで構成されていて、もういやになるくらいオイリー。細かい計算なしにざっくりとしたイメージで言うと、約63gの6枚切り食パンにバターを30gくらい塗ったくって食べているようなもの。僕はいまとてもいやなことを書いた気がする。ごめんね!

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シャンピニオン
ちっこいハードパン。ただのハードパン。なにも入ってない。ふつうの食事パン。それで230円。高すぎる。ふつうのハードパンふつうじゃない価格で売るのやめてもらえません? いくらパリセでもやっていいこととやってはいけないことがある。



本日いちばんのパンです。



ひとくち食べてびびるくらいの小麦感にひたすらびびる。    びびるのだ。
小麦粉と向き合い、真摯に理解を深めた人間だけが辿り着ける境地。ハードパン大好き人間だけど、これは正直やられました。


パリセヴェイユが宗教団体ならば、僕は完全に入信するだろう。妄信し、崇め奉り倒す。来年もかならずうかがって会費を納めに行かねばならない。

パリセはパン屋。
みなさん、わかりましたね?

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