東京モンブラン

ざっくり飲食備忘録です。

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B'zの最新アルバム【NEW LOVE】の感想!!

本日、5月29日。

B'zの最新アルバムである


【NEW LOVE】


が発売されました!!




2018年の30周年ライブがおわってすぐに、


来年もアルバム出してライブするよーー


という声明を出していたので、この日をいまかいまかと待ち望んでいたわけです!!


しかし、、

CD発売前に行われたライブチケットの抽選、


がっつり外れてるんですよね。

東京、千葉での公演がなくて、埼玉、神奈川で応募したのですが、がっつり爆死しました。

ぴあの3次がこれからですが、望みはうすい、、



あああああああライブ行かせてよおおおおお


しかしとりあえずCDは手にいれてきましたので、今回はそのレビューをしていきたいです。

好きなアーティストが生きていて、なおも活動を続けていて、新作が聴けるというのはめちゃくちゃ尊いですよ、まじで。

NEW LOVEの内容


【NEW LOVE】

ジャケットかっこいいです!!宇宙!!そしてサイズがでかい!!

というのも、初回限定盤はTシャツがつくんですよね。

「こちらでお間違いありませんか?」

って店員さんに確認をももとめられたとき、

え、LPやん、っておもいました。


取り出してみるとこんなかんじです。


Tシャツはまだあけてない。ライブで着ていくんだ、、


CDの中身。

歌詞カードの黒は宇宙、白は宇宙服をイメージしているのでしょうか?

前作のDinosaurはジャケットからあらゆるデザインまで派手は色使いでしたが、今回はかなりシンプルな仕様ですね。



収録曲についての感想


というわけで、ここからはNEW LOVEに含まれる13曲についての感想をざっくりと書いていきたいとおもいます!!

1.マイニューラブ

一曲目にふさわしいアップテンポな一曲。

愛しすぎちゃったらそれは
もう愛じゃなくなる

愛しすぎちゃうのと
幸せはまたちがうこと

このリリックは書けそうでなかなか書けないですよね。

愛とは感情であり、かたちのないものだけれど、それが度をすぎてしまうと、まったくべつのものへと変質してしまう。

僕たちはそのことを感覚として理解しているとおもうのですが、それが書ける、言語化できる感覚がすばらしいとおもうのです。

新しい恋のようなもの見つけに行こうよ

というリリックもいいですよね!!

愛のいたるために必要なものは恋であり、また、恋のようなものでもそれはありえるということなのかなと、僕は感じました。

2.兵、走る

リポビタンDのタイアップソングであり、ラグビー日本代表応援ソング。

30周年ライブのDVDに収録されたドキュメンタリーにこの楽曲のレコーディング当時の映像があり、みんなで、

「エイエイオーオー」

とあわせているときからたのしみにしていましたが、まさかこんなかっこよく仕上げてくるとは!!

YouTubeで1番まで聴けるんですが、2番も相まってとにかくかっこいい!!

youtu.be

勝敗を噛み砕いてツワモノは走る

これは稲葉さん独特のリリックだとおもっていて、ふつうは負けたことを噛み締めて、というように使うとおもうんですが、曲中では勝ちも負けも同じように噛み砕いて次に進んでいく、そんな芯の強さがうかがえました。

というか、エイエイオーという掛け声、ふつうに使ったらめちゃくちゃださいはずなんですよ。それをここまでかっこよくできる松本さんの音作りと、それを支える編曲の技術に脱帽です。

近年のB'zの楽曲を見渡してもトップレベルに仕上がっている楽曲だとおもいます。ライブでめちゃくちゃ盛り上がるやつ。

3.WOLF

フジテレビの月9ドラマ「SUITS/スーツ」の主題曲。B'zで月9といえば「イチブトゼンブ」を思い浮かべるけれど、この楽曲から思い浮かぶのは【RISKY】の「VANPIRE WOMAN」ですね。

狼みたいなシャウトが数回あり、これは古参のファンにはうれしい演出かもしれませんね!!

リリックの内容からして、仕事がめっちゃできて、でも孤独を抱えている男の心情をえがいています。

嫌われることを恐れて
なにかを成せると思うの?

吹けば飛ぶような
同情がちらほら
そんなのに振り回されない

強い男、というより、強くあろうとする男の心情ですね。女の尻に敷かれる男の心情や、弱い心をうたう稲葉さんにはめずらしいつくりのリリックな気がします。

youtu.be

4.デウス

スズキ「エスクード」のCMタイアップソング。

聴いた印象は完全にWOLFの続編といったかんじ。というのも

雨は上がり 雲は散って 青の支配
ジリジリと 滲む汗 踊る鼓動

スピードを上げていけばもう海岸線
風に溶けよう

というリリックが

速いクルマが好きなのさ

というWOLFのしょっぱなのリリックとリンクするんですよね。曲順からいってもセットで聴くと心地がとてもいいです。

雨あがりで雲が散って、青い空がひろがりはじめたなかを車で走る。スピードをあげると湾岸線に到達して、海が空の青を映して青くかがやく。風に溶けるようにそんな景色のなかをゆく。

ちょうど「Blue Sunshine」の骨格をおおきくしたような雰囲気もある疾走感のある楽曲です。

5.マジェスティック

江崎グリコ ポッキーのCMタイアップソング。

数多くの名曲バラードを生み出してきたB'zですが、またすばらしいバラードを生み出してしまったようです。

特別な語彙やむずかしい言い回しはまったくないのに、シンプルにこころのなかに染み入る言葉がばんばんちりばめられています。なかでも最後の、

はだかの声を奏であおう

正直という語彙を、はだかの声、という語彙に置き換え、なおかつそれがまったくいやみでなく、むしろわかりやすく、よりこころにちかいようにおもわせるというびっくり表現です。

マジェスティック、魔法のスティック、ファンタスティックという押韻もわかりやすいうえにダサくない塩梅で、気持ちがいいです。

何気ない言葉ひとつで明日もかわる

というリリックを、この曲全体が体現しているというおそろしい楽曲です。

youtu.be

6.MR.ARMOUR

B'zお得意の強い女の楽曲。「FUSHIDARA100%」に通ずる雰囲気をかんじますが、こちらのほうがより現代的な印象。あっちはけっこうリリックの刺激がつよいんですよね。パンツを履いたらさっさと帰りなよ、とか。

で、こちらはというと、女は男にあきれているわけですが、まだちゃんと好きで、相手に変わってほしいとおもっている。そのへんがこれまでの傾向とちがうのかなと。

で、

優しさまでを隠して
何を守りたいの

このリリック、すごくないですか?

なんか、現代の人間のありかたを一発で表現されたような気持ちになってすごく落ち込みました、僕は。

7.Da La Da Da

第一印象は完全に「MONSTER」のそれで、メロディーが重い。重いんだけれど、稲葉さんのDa la da da という単独パートがあるせいか重くなりすぎていなくて、頭んなかよくわからなくなる。

リリック内に含まれる、

そんなことよりブラザー

という言葉。

ブラザーとはいわゆるB’zファンの通称なのですが、このブラザーという言葉が僕たちファンを指しているなら、これはけっこう興味深いなあ、なんておもってみたり。

人生はでかくて、深いんだよーって、我々に言ってくれているのかな、がんばります。

8.恋鴉

「恋」と「鴉」という語彙の組み合わせは新鮮ですよね。

内容としては女と別れた男の未練をうたっているのですが、未練のことを、

恋の滓がまだ残っている
辛いくらいに溜まっている

と表現しています。しかし

面倒くさいったらありゃしない

なんて言っているわけです。未練はあるんだけれど、どうやらうじうじするタイプではないらしく、音もかなり重厚なためにいわゆるふつうの失恋ソングとはちがう仕上がりになっています。

9.Rain&Dream

ブルージーな楽曲であり、6分半ちかくもある大作。ゲストプレイヤーにエアロスミスのジョー・ベリーが参加しています。

たわいない夢
今日もひとつだけでいい
かなえてみせましょう
そして何か変わる

なにかを変えるにはちいさなこととひとつひとつこなしていくしかなく、ちいさな決断の積み重ねが大切だと教えてくれる内容。

ちいさなことの積み重ねによって、エアロスミスのいちファンであったふたりは共演を果たしているわけですから、説得力がはんぱではないですよね。

10.俺よカルマを生きろ

誰かのいい人奪いきれずに
痛めつけられた夏の終わり
あっという間に新しい男と
暮らしてると聞いたのはその冬

リリックだけみたらだいぶ切ないのだけれど、曲調も相まってそれほど暗さを感じさせないし、

戻るもんか

という言葉には、戻りたくても戻れない時間の流れに対して、

「戻れるとしても戻ってやるか!!」

と反逆しようとする意志がふくまれているようにおもえる。

11.ゴールデンルーキー

この楽曲にも、何気ないけれど大切な言葉がたくさんある。

思い通りにならないことに
慣れてしまう
そんな暗闇にも
愛情のきっかけは隠れている

思い通りにことが運んでしまうことを危惧することは多いけれど、思い通りにならないことに慣れてしまうという表現はありそうでなかったようにおもうし、はっとさせられた。

愛情のきっかけは隠れているというリリックは、マジェスティックのそれとも共通している。

社会で生きる人間ならどこかしら刺さる内容であり、とくに新社会人に聴いてほしい、気持ちが明るくなれる楽曲です。

12.SICK

好きだから嫌い
ていうか大嫌い

こういう感情はだれでも体験したことあるとおもいます。好きと嫌いは相反している感情のようで、じつはセットであり、同居しているんですよね。

その行き来の病的な状態をSICK=病気と解釈しているのかなと僕はおもいました。この登場人物を恋愛依存だととらえると、

強い薬がないとだめだ

という状態は、まさに恋愛における刺激を意味しているのでしょう。そしてしまいには、

>>こんな世界だけが私の全て<<

と締めくくっています。

まるで薬物のように刺激がほしくなり、どんどん刺激の効能も弱まってより激しくなっていってしまう人間の病的な精神を感じさせます。

13.トワニワカク

永遠に若く永遠に美しくありたい

楽曲のタイトルのとおり、不老不死をテーマにえがかれている。

タイトルから、30周年ライブで披露され、ライブのタイトルにもなった「HINOTORI」の意思を受け継いでいるようにもおもえてくる。



「HINOTORI」は「LOVE PHANTOM」の続編的楽曲であり、名前のとおり不死鳥をイメージし、B'z自身が30周年を迎えてもなお、不死鳥のように舞い上がるようにとつけられた。

31周年目を迎えたB'zが【NEW LOVE】をリリースし、その最後にこの楽曲を添えるところに感慨深さがある。

また、

永遠に若く永遠にキミからモテたい
諦めてしまう選択肢なんかないよ

今宵も愛しいキミに会いたい

という言葉が僕たちファンに向けてのメッセージなら、これほどうれしいことはないなあとおもってしまいます。


まとめ

ギターやサウンドについての知識がまるっきりないので、おもにリリック重視の感想になりましたが、聴きながら書いているとおもいもよらない発見があり、より深く楽曲をたのしめるなとおもいました。

また、今回のアルバムの内容は一貫して「個や、個人の独立した感情、自分性」を掘り下げているようにおもわれました。

WOLF→嫌われることを恐れてなにが成せるの?
デウス→誰でももう一度走り出せる
マジェスティック→大好きなことを隠す必要はない 自分は自分だ
MR.ARMOUR→ダサい鎧を脱ぎ捨てて生身でぶつかってよ
Da La Da Da→きらわれちゃったとしてもそれがなに?
ゴールデンルーキー→これからはこの世界を動かすのは君
SICK→こんな世界だけが私の全て
トワニワカク→同情なんか必要ない 私はあきらめない


31周年目を迎え、あらたなスタートとしてリリースされたこのアルバムからは

「僕らは僕らでやってくよ」

というB’zからの想いを受け取ることができたようにおもいます。また、それは僕たちの生活にも通ずることで、

「自分らしく生きていいんだよ」

というメッセージでもあるのでしょう。


つたない感想になってしまいましたが、楽曲を聴くうえですこしでもたのしく聴ける一助に慣れたららうれしいです。

また、この記事を読んで、

B'z聴いてみよ!!

と思ってくれる方がいらっしゃったらとてもうれしいです!!!

僕は24歳ですが、まわりにB'zファンがいなくてさみしいので、よければぜひ声もかけてください。いっしょに盛り上がりましょう!!!


それでは!!!!!


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