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セガフレード・ザネッティ/広尾

広尾だ!フレンチだ!アラジンだ!
ということでやってきました恵比寿です。今回は僕が大好きなフレンチレストラン、アラジンにうかがうことになっていて、もうそわそわが止まらない。そして約束の時間の1時間以上前に現地に到着してしまった。アラジンは恵比寿駅からよりも広尾駅からのほうが近いのですが、時間があったので恵比寿で降りてあたりを散策。といっても特にできることもなく、広尾までだらだらと歩いただけになってしまった。さてまだまだ時間あるよどうしよう、、
というわけで手頃なカフェで時間を過ごすことにしました。

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Segafredo ZANETTI
広尾に来て食事をすると、僕にはかならず寄るカフェがあるのですが、今回はちょっと趣向を変えて新規開拓。前々から気になっていましたこちら。すぐ近くには有栖川公園があります。通るといつも外国人が笑顔でコーヒーを飲んでいるのを見ていたので、ちょっと僕にはハードルが高いかと臆しがちに入店。

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当店はイタリアのボローニャに本部がある飲食店のチェーンらしく、世界に600以上の店舗を展開しているようです。ブラジルには自家農園を持ち、自社で焙煎、自社のエスプレッソマシンで抽出しているという徹底管理。

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陽が差して窓の文字のプリントアウトが影を作ります。

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エスプレッソ
酸味と苦味がきっちりとしているタイプ。かといっていやなえぐみなどは出ておらずおいしい。しゃきっと気が引き締まるような味わいです。こちらのエスプレッソは香りと味を損なわないようにテイクアウトができないみたいです。売り上げを上げるにはテイクアウトを採用したほうがいいに決まっているのに、商品の本質を第一に考えているあたりはかなりの徹底ぶりですね。ふつうのチェーン店にはない企業努力です。

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ビスケットがソーサーの上に載ってセットとして提供されます。カラメル味で、まあ海外のお菓子によくあるような無骨なものですが、濃ゆいエスプレッソには合いますよねやっぱり。

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チョコレートも。こちらはビスケットとちがってビターです。僕はミルクチョコレートが好きではないのでこれはうれしい。


エスプレッソ1杯が300円で飲めて、店内も決してがやがやしてはおらず雰囲気も上々。なかなか使い勝手がいいお店でした。またうかがって、今度はべつの飲み物も飲んでみたい! ごちそうさまでした。

気づけば約束の時間も近づき、店を出て駅付近をうろちょろ。

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この公衆電話、かわいいですよね。いつも見ちゃう。
さて、準備は整いました。お腹も空いた。アラジンたのしみだなあ。

ブールアンジュ/新宿

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BOUL`ANGE
旧ゴントランシェリエ。そう、当店はもともとフランスの天才ブーランジェ、ゴントランシェリエ氏が手がけていたお店だったのですが、2017年の7月に母体がベイクルーズに変わり、それと同時にお店の名前も変更し新たに生まれ変わりました。
僕はゴントランシェリエのパンメロンとクロワッサンに感動して以来何度も通っていたし、それなりの思い入れもあったので、業態が変わるということにほんとうにおどろき、もうあのパンが食べられなくなるのかと戦慄を覚えました。しかし業態が変わっても扱っているパンの種類は概ね変化がなく(販売が終了したものもなかにはあるらしいです)、それを知ってひとまず安心し、逆にしばらく足が遠のいていました。
それにしても突然の業態変更、店名の変更。その理由もあきらかにされていない。もしかしたらけんかでもしたか!? 消費者はそういうところに敏感だし、いろいろよけいな想像をしてしまう。それにしても僕はゴントランシェリエという名前が好きだったので、非常に残念。だってかっこいいよくないですか、ゴントランシェリエって。
おれのおすすめのパン屋?? うーん、ゴントランシェリエかな。
字面にしたら想像以上にうざかった。よかった名前変わってくれて。

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内装はまったく変わっていないといっていいでしょう。平日の午前中にうかがいましたが、それでもかなり繁盛しています。新宿駅南口すぐという立地も最高ですよね。

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いつもは持ち帰るのですが、きょうは2階のイートインスペースを利用します。カウンター席と、ふたり用のテーブルがいくつか配置されています。テーブル席は満席で、そのほとんどが外国人でした。わいわいとにぎやかで、何語を喋っているのやらさっぱりわからん。ちょっと日本じゃない雰囲気を感じます。場違い感です。

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きょうはこの2つを買いました。

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パンメロン
メロンパンではありません。パンメロンです。お間違いないように。
ゴントランシェリエのフランス店でも人気の商品みたいで、もともと日本発祥のパンにアレンジを加えたものらしいです。まずそのビジュアルからびっくりさせられます。クッキー生地にたくさんついているものはざらめで、ふつうのメロンパンならグラニュー糖を焼く前につけたりするところを大胆に変化させています。

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そしておどろきなのは、このパンの生地。ふつうのメロンパンなら菓子生地(砂糖、バターなどの配分が多い生地)を使いますが、ここのはクロワッサン生地を使っていて、それをぱりぱりのクッキー生地が包んでいます。クロワッサンは本来なら表面に火がしっかりと入り、水分が飛んでぱりぱりの層を作り出すのですが、クッキー生地が表面を守っているぶん保水効果が生まれているのか、生地の瑞々しさがえげつないことになっています。この発想はメロンパン本来のイメージに凝り固まった日本人からはなかなか出てこないものだと思います。
しかしこのパン、ひとつ難点があって、食べているときにざらめが口に痛い。あんまり頬張ると口内でごろごろします。気をつけてね。

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モンブラン
ずっと気になっていた商品で、なんとなく買わずにいましたが今回やっと買ってみました。ちょっと高いんですよね。パンで300円超えてくるってけっこうしんどいものがあります僕としては。
これもなかなかビジュアルが独特といいますか、視界に入ると思わず、おっっ!? となる見た目ですね。パンを選んでいるときに女性のふたり組みが「見て! あれかわいくない!?」とモンブランを見て盛り上げっていました。それをトレイに載せていた僕はなんだが理由もなく恥ずかしくなってしまいました。

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なにはともあれ、パンを横に傾けてみて気づきました。これ、チョココロネと同じやん。おそらくですが、デニッシュ生地をコロネの型に巻きつけて焼き、そのなかにクリームを絞っています。それを立ててタワーのような立体感が演出している。これはうまいやり方だなあと感心しました。
デニッシュもクロワッサン生地同様にバターの香りがよくて、こちらは火がしっかりと入っているぶん小麦の焼けた香ばしさがします。当店はデニッシュ生地の商品がけっこうな数を占めており、自信があるのでしょう。

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尻尾のほうから食べましたが、この食べ方ははたして正しいのか不安。なかにはマロンクリーム。ペースト感が強く、生クリームでそれほどのばしてはいないようです。僕としてはこういう系統のクリームは生クリームも感じられるクリーミーなものが好みなのですこし残念。

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カフェラテはほろ苦い系で、僕が食べたパンがあまいもの2つだったのでとてもいい感じでした。


業態が変わってもパンの味はすばらしくて安心しました。これからも機会があれば積極的に訪れていろいろなパンを食べてみたいです。いつもパンメロンを買って満足しちゃうんですよね。それくらいここのパンメロンはおいしいわけです。おいしいパンを食べたいときはぜひ行ってみてほしい名店です。おすすめします! ごちそうさまでした。

カップラーメン『Japanese Soba Noodles 蔦』を食べてみた!

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セブンプレミアム Japanese Soba Noodles 蔦 醤油Soba
ミシュランではじめて星を獲得したラーメン店である Japanese Soba Noodles 蔦鳴龍のカップ麺に引き続きこちらも気になったので購入。それにしてもセブンイレブンはこういう企画が好きですね。お店側もセブンイレブンから話を持ちかけられたら、まあわるい気はしないし、コンビニ最大手から商品を出してもらえたらそれだけで抜群の広告になりますからね。前回食べた鳴龍のカップ麺は日清食品でしたが、今回は東洋水産。こちらも大手ですね。セブンイレブンはこわいくらいに各社にパイプを持っています。

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かやく、液体スープ、特製油、メンマ、、

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っておい、おまえだけなんか風貌ちがう。完全に生タイプです。真空パックぴちーーーってなってます。

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麺はノンフライみたいです。

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かやくをわしゃ!

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お湯もいこう。5分待ちます。

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液体スープと特製油を入れます。写真をよく見てもらうとわかると思いますが、黄色い油の一群が真ん中にあたりに浮いています。これが特製油で、トリュフのフレーバーがしっかりとします。

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完成。混ぜると油が散ってきれいです。スープはいわゆる淡麗系といいますか、さっぱりとしていて飲みやすい。特製油のトリュフ香が本家の雰囲気を演出しています。もちろん本家のほうが味に奥行きがあり、うまみが複雑であることはいうまでもありませんが、これはカップ麺にしてはかなりいい線いっているのでは!?

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ベースはチキンエキス。そう、鳴龍カップ麺もこうあってほしかった!なぜそうしなかったか!

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しかし残念なのは麺。僕が本家でいちばん感動したのは麺の質でした。カップ麺のスープはあらゆる調味料などで味の再現がある程度まではできると思うのですが、麺はどうしても限界がある。ミシュランで星を取る店で食べた麺をカップ麺に求めるのはとても酷な話であり、この要素はもうどうにもならないですね。

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そしてメンマ。うん、うまいわ。カップ麺で食べるメンマではないくらいにしっかりとしてる。しっかりしてる、、食感もいいし、、
でもどうしてメンマだったのか!!!うまいんだけどね!!!


あえて比較をするなら、カップ麺なら蔦のほうがおいしかったです。再現どうこうというより、スープの力がカップ麺としては高い領域に達しています。しかしカップ麺を食べてはっきりしたのは、やはり本家がどれだけ真摯に食材と向き合って一品を作り上げているかということ。とはいえ、限られた予算でどこまで再現ができるのか可能性を見出す各社の努力もすばらしいと思いました。セブンイレブンにはこれからも積極的にいろいろな企画を打ち出してもらいものです。ごちそうさまでした。

ハーゲンダッツの新作『クリーミーコーン キャラメル&マカデミア』を食べてみた!

12月5日から東京、千葉で先行販売が開始されたハーゲンダッツの新作。しかも今回はカップアイスではなく、初のコーン形状のアイスクリーム。ハーゲンダッツではすでになじみのあるクリスピーサンドのクオリティーを考えたら、今回の商品がおいしくないはずがない! しかもこの商品、セブンイレブンとの共同開発。前回紹介した鳴龍カップ麺、蔦カップ麺もセブンイレブン限定商品。セブンイレブンどんだけ業界で幅利かせてるのかと、ちょっとおそろしいレベルです。
とはいえ、セブンイレブンが大企業であるがゆえにあらゆる商品が上質さをもって販売されるわけでもあり、その完全なる企業努力には感服するばかりです。今回の新作もだいぶ高い期待値で迎え入れます。

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もうパッケージの高級感がハンパではない。ハーゲンダッツのこの赤茶のカラーいいですよね。いちばんベーシックな色を持ってきて、自信満々といったところでしょうか。

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サイズ感はやはりハーゲンダッツといったところで、けっこうちいさめです。350円という価格にしてはちいさすぎるくらいです。

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なかのアイスはバニラではなく、バターの風味がしっかりとしたなめらかなもので、こくがありつつ舌にべたべたと気持ち悪い油分を残さない後味。トップにはキャラメルコーティングが施され、このキャラメルがもう圧倒的な濃さ!!苦味はなく、どこまでもクリーミーなあまさを引き出した豊満なタイプです。僕はキャラメルなら苦味を出したものが好みなのですが、このベクトルでほんとうにおいしいと思ったのはこのアイスがはじめてかもしれません。あまあまなキャラメル味って、だいたい安っぽくてチープな印象になることが多いのですが、これはキャラメルのあまさに完全にフォーカスをあてて全振りしている。ただ単に糖類を使っていたらこういうあまさは出せない。これはもうパティスリーのレベルでさえあるかもしれない。

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切ってみました。切って断面を見た瞬間からにやにやが止まらない。

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マカデミアナッツが随所にちりばめられています。そして今回の注目すべき点のコーン部分なのですが、これがしっかり分厚い。コーンアイスの宿命はアイスの水分でコーンが湿気ってくることですが、これだけ分厚いと最後までざくざくとした気持ちのよい食感が続きます。まあ、湿気るまえに食べ終わってしまうんですが。ここまでしっかりとした厚みとおいしさを持ったコーンがコンビニアイスで現れるなんておどろくばかりです。クリスピーサンドの技術を持っているハーゲンダッツがコーンを作るとこういうふうになるんだなと、納得させられるできでした。


ハーゲンダッツの新作はいつもおいしい。しかしこの商品はハーゲンダッツのなかでも群を抜いておいしい部類に入ると思います。本格的に冬に入り、濃厚なアイスを暖かい部屋で食べるとおいしい季節です。東京、千葉はすでに販売になりましたが、全国販売は12月19日から。心からおすすめしたいアイスです。ぜひ買ってください! ごちそうさまでした。

カップラーメン『鳴龍』を食べてみた!

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セブンプレミアム 鳴龍 坦々麺
ミシュランの星を持つ大塚のラーメン店鳴龍。実店舗にお邪魔し、そのクオリティーの高さのおどろきましたが、そんな鳴龍からセブンイレブン限定でカップ麺が販売されていたので買ってきました!製造元は日清食品。おお、ばちばちの大手じゃないですか。


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かやく入りの粉末スープ、ねりごまオイル、液体スープの3つが入っています。

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麺は細め。このへん本家の再現ができています。

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かやくを入れます。この時点で八角がだいぶ香ります。

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オイル、液体スープを入れて混ぜます。

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完成です。
香ります八角が。本家の坦々麺のそれと近い雰囲気です。スープの味も酸味、辛味の調子が近しいものを感じます。

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麺は白い色味がそのままといってもいいです。しかしやはりカップ麺の麺であり、鳴龍本家の歯切れ、小麦感には遠く及びません。とはいえ、カップ麺としてはかなりクオリティーが高いなあと感心して食べていました。でもある瞬間からちょっと動物臭さというか、粘度のある舌触りを感じはじめます。

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やっぱり。かやく入りスープに豚脂がぎっしり入っていました。追っていくとポークパウダー、ポークエキス、そのあとにやっと魚介エキス。本家のスープは鶏や牛、牡蠣などをベースにしており、豚をスープに使っているとしてもここまでくどくなかった。食べ進めるごとに脂がきつく感じられてします。食べ終わり、しばらくスープを放置しておいたら、みごとにゼラチン化しました。本家の再現を謳うなら、どうして豚をここまで使ったのか。牡蠣エキス使えなんて言いませんが、そこはチキンエキスや魚介エキスを使うべきじゃないのか。


疑問の残る商品でした。本家に行って食べたことのある人間がこのカップ麺に本家の再現度を期待するとちょっと失望します。でもそれは裏を返せばそれだけ本家が優れているということ。だってミシュランが認めているわけです。おいそれと再現ができるはずがないです。そのへんは割り切って食べる必要があるかと。少々辛口になりましたが、1つのカップ麺としてみればそのクオリティーはなかなか高いです。むしろカップ麺のおいしさはこれくらいでいいのでは。うまいラーメンはちゃんとこだわりのあるお店に足を運んで食べに行きましょう。そうすることによってラーメン業界、飲食業界がさらに発展し、それに負けじと再現系ももっとがんばりを発揮してくれるかもしれません。

Japanese Soba Noodles 蔦/巣鴨

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Japanese Soba Noodles 蔦
ミシュランにて世界ではじめて1つ星を獲得したラーメン屋。その話題は瞬く間に世界に知れ渡り、日本人はもちろん、外国人が連日長蛇の列をなす。ラーメンにそれほど熱狂できない僕ですが、先日の鳴龍の勢いを大切にしたいと思い来店します。勢いがなかったらこんな特殊なラーメン屋行かない。

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特殊というのはこれ。整理券。ラーメン屋が整理券を配布しています。

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整理券はその時間帯によって色が異なり、僕がもらったのは12時~13時の時間帯の水色。整理券をもらう代わりに1000円札を店に預け、12時に戻ってきて整理券を店員さんに渡すと1000円が返されるという人質システム。
それと、整理券があるからといってすぐに店の中には入れません。12時台になるとその時間の整理券を持った客が当然にやってきて列をなします。しかも僕の前後にはヨーロッパ系、中華、韓国、あらゆる国籍のひとたちが並び、列のなかにいる日本人はおそらく僕だけ。巣鴨の目立たない通りにある、わずか9席しかないラーメン屋に並んでいるとは思えないアウェー感。ああ、帰りたくなってきた。
並んでいる最中にまた店員さんがやってきて、店内に案内されますが、まだ座れません。券売機で食券を買い、またさっきの列に戻り、またまたやってきた店員さんがそれを回収。なんでも、券売機で食券を買う時間さえ節約しているらしいです。

そしてなんやかや30分が経ち、ようやく席へ。上着から片腕を抜いたそのときでした。
「おまたせいたしましたー」

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ちょっ。出てくるのはやすぎ!吉野家よりはやい。座ったあとの品を待つ時間なして!徹底的かよ。なんだかいろいろ焦ってしまい、店主の顔つきもどことなくいかつくて、冷静に写真撮れない。レンゲが照明でめっちゃかがやいている。

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あらためて撮り直し。ちょっとはましでしょうか。

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味玉醤油Soba
醤油ダレにはムール貝、牛肉、ポルチーニ茸、乾物などを使っているらしく、仕上げにトリュフオイルとトリュフパウダーがあしらわれています。字面だけでみたら完全にイタリアンの内容であり、実際にその口当たりやアタックはラーメンとは一線を画すものです。これだけ高級食材で固めたら、どうしてもちゃらちゃたした下品さが出てしまいそうなのですが、まったくそんなことはなく、むしろ貝やきのこという食材と長らく生きてきた日本人が作ることができる肌理のこまかさを感じるスープです。
そしてなんといってもこのラーメンを唯一無二のものにしているのはトリュフ香で、これまでラーメンで感じたことのないエロティックな雰囲気すら感じられます。

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当店は不定期で麺に使う小麦粉を変えているらしく、僕が伺った際は春よ恋を使っていました。ミシュランで星を取ったにもかかわらず、果敢に味わいを変えていく冒険心には恐れ入ります。そしてこの麺がほんとうにおいしかった!小麦のむちっとした質感とおいしさ、歯切れのよさ。ラーメンの麺ってこんなにおいしいものなのかと驚かされました。しかしラーメン1杯に対しての情報量が多すぎて、このへんから僕の頭はパンクしだす。正直、もうよくわからなくなってきた。

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チャーシューもうまい(パンク中)。

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味玉はビジュアル最高。たまご自体の味も濃いような気が。でも醤油Soba900円に対し、こちらの味玉醤油は1100円。200円足してこのたまごを食べたいかというとうーん、微妙なところです。個人的にいえば、醤油Sobaのほうがよりコスパが高いと思います。


当店のラーメンはもはやラーメンというベクトルを超えて、ひとつの料理として確立しています。使っている食材と知識、それを活かすための数限りない改良と努力。正直、ラーメンというものについて僕は偏見を持っていたのかもしれません。これほどまでにラーメンというのは楽しめるジャンルなのだと痛感しました。前回の鳴龍に引き続いて訪れたのでダブルパンチというか、がつんと殴られたような衝撃でした。これからはラーメンについてもしっかりと勉強し、ラーメンについてもこのブログで確かな情報をみなさんに届けられるようにがんばりたいと思います。ごちそうさまでした。

鳴龍/大塚

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鳴龍
ミシュラン東京2017にてミシュランの1つ星を獲得した2店目のラーメン店。2018年版もその星をみごとに保持。当店の主軸は担々麺。担々麺の店がミシュランで星を、、違和感はぬぐえませんが、日本のラーメンという文化が世界に根付き、グローバルになり、しっかりとしたひとつのジャンルとして認められた証拠ですよね。そこはすなおにうれしい。

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しかし当店の行列はえぐい。開店11時30分、我々は10時45分に到着したのですが、すでに20人近い行列。しかも、我々が席に着いたのは12時35分。
1時間50分。どゆこと。人生のうちでこれだけ長く列に並んだのってはじめてかもしれません。しかも11月とあって寒い。さらにいえば、当店はまわりにビルやマンションが立ち並び、その影で気温が上がらない。ビル風が冷たい。もうね、こんな状況下ならなに食ってもうまいわ。
カップ麺食いてえ、、
そんな心境。

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そんなこんなで無事に席に着くことができました。身体の末端が冷えている。きっと出し抜けにカップ麺出されてもうまい!と叫べる状態。鳴龍に対するハードルの高さはもはやない。あったかい麺ならなんでもうまい。

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担々麺
橙色のスープと、真ん中に添えられた九条ねぎの色合いがなんともうつくしいです。

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担々麺といえばごまペーストが主軸だと僕は思っています。しかし当店のスープはごまの主張がおさえめ。風味も香りもしますが、担々麺によくあるとろっとした感じのスープではない。その時点で当店の担々麺のウェイトはごまではなく、ベースのスープにあるんだなとはっきり理解しました。
当店のスープは、鶏や牛からだしをとるみたいですが、そこに牡蠣も加えているらしく、おいしさが複雑。しかし味に濁りはなく、担々麺なのにすっきりと澄んでさえいて、そこに八角の香りがプラスされている。ごまの主張を抑えているのは、だしのおいしさや八角の香りを損なわないようにするためかもしれません。けっこう辛く、酸味も効いています。ラーメンって塩分と油がきついことが多くて、僕はそこが苦手なんですが、このスープはそんなことがなく飲み疲れない。いろんな要素で飲ませるスープです。

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麺は店の自家製麺らしく、そうめんみたいに白くて細い。しかし噛むと歯応えがあり、スープがよく絡む。ふつうの担々麺の太麺だと、このスープには絡まないはず。きっちり計算が行き届いています。

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花山椒はお好みで。すでにスープが完成されているのでやや蛇足かもしれません。

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特製塩拉麺
連れがとったのは塩ラーメン。1000円を超えてくる一品ですが、スープがもう絶品です!前述の坦々麺と同じく、出汁は牡蠣や鶏、魚介だと思いますが、塩味だとその味わいが坦々麺よりも鮮烈。海老ワンタン、たまごはまるっとひとつまるごと。チャーシューに関しては3種類も配され、そのなかの焼きチャーシューは厚切りで、噛むとぐにぐにとした弾力で押し返してくるくらいで、肉の脂分と香ばしいおいしさがやってきます。ひとからもらったひとくちのなかで今年いちばんおいしかった。坦々麺も相当にいけてましたが、連れのことがめちゃくちゃうらやましくなりました。でもひとくちくれてありがとう。


1000円を越えてくる最近のラーメンのスタイルに苦言を呈している僕ですが、ここのラーメンにはそれだけのお金を払う価値があると思いました。連れのラーメンのひとくちでそう思わせる技量です。
しかしながら、ミシュランガイドはすごいなと感心します。ラーメンにまで幅を利かせて、ちゃんとカテゴリーとして発展させようとする積極性。もちろん話題性という面も考えてのことだとは思いますが、それでもその調査能力には脱帽します。
しかしやはり、この行列はミシュランガイドの弊害ですね。当店はミシュラン1つ星をとってから売り上げが4倍近くになったらしく、店主スタッフともども過労で店が潰れたりしないかと不安にもなります。レストランみたいに予約もできないし、ラーメンに2時間近くならぶなんてしょっちゅうできない。できればもうやりたくない。うーん、ラーメンのミシュラン掲載もなかなか簡単な話ではないなと妙に考えてしまいました。
しかし、とにかく味は本物。ラーメンでこれほど高揚したのははじめてかもしれません。ラーメンについてはこれからもっと勉強しないといけないなと反省しました。機会があればまた来て、つぎは塩ラーメンを食べたい。ごちそうさまでした。