東京モンブラン

ざっくり飲食備忘録です。

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紀伊茶屋/新宿

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紀伊茶屋
紀伊国屋新宿本店の1階の通用路にある日本茶カフェです。ほかにも大手町、新潟などにも店舗があるみたいです。

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イートインのようにテーブルや椅子はありませんが、ドリンクを置けるようなちょっとしたスペースがあり、飲み残しや氷を捨てる場所、ごみ箱も設置されています。新宿はごみを捨てられる場所がめちゃめちゃすくないので、専用のごみ箱を設置してくれるのはありがたい配慮。ちょっとした気配りですが、こういう実質的なサービスがいちばん大切ですよね。

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抹茶ラテ
石臼挽き抹茶を使用しているらしく、あじわいが濃く、それでいてさっぱりと飲みやすい。ミルクはなんの変哲もないふつうのものでしょうが、それがかえって抹茶には好相性。油脂分があんまり強いと抹茶の風味がわからなくなっちゃう。あまさもひかえめ。スタバの抹茶フラペチーノを飲むより、よっぽど健全な気がします。

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ほうじ茶ラテ
今秋はほうじ茶ブームらしく、コンビニ各社もこぞってほうじ茶スイーツを出しています。しかしブームに乗っかって適当な仕事をしているわけではなく、このほうじ茶ラテがとてもおいしかった。ほうじ茶の味が全面に出ていて、ごまかしがないんですよね。ラテなのに奥ゆかしい雰囲気で、厳か。
抹茶もそうですが、ほうじ茶を日常から飲んでいるひとってすくないのでは。こういうところでお茶本来の味を感じられると、お茶に興味を持つひとが増えると思います。

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壁にはハロウィンの気配が。かわよい。
かわいいといえば、当店のサービスのおねえさんがめちゃかわいかった。興味がある方は行ってみるといいと思います。
最近寒くなってきたので、次回はあたたかいお茶を飲みたいなあ。ごちそうさまでした。

レストラン ヴァンセット/立川

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Restaurant27

レストランヴァンセットと読みます。

立川にある唯一の本格的なフレンチレストランで、評判もなかなかです。ヤナカスギウラと同じく、だいぶ前から知ってはいましたが、なかなかタイミングがつかめずにやっとランチで伺うことができました。

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当店はビルの2階にあり、予想よりもハコがちいさい。15席くらいしかなく、席の間隔もそんなに広くない印象。

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テーブルセッティングはしっかりめ。

コースは3100円のものにしました。

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山梨県 フルタ農園の桃の冷製スープ】

スープはもちろん桃がベースで、自然なあまさがあり、真ん中にはコンソメジュレ

全体的にやさしめのあじわい、塩分ひかえめな印象。

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【前菜の盛り合わせ】

左下から順に、サーモンのマリネ、鯛のラヴィゴットソース、契約農家さんのサラダ、フォアグラのプリン、パプリカのマリネ。だったかな、、

なんだかイタリアンに来たみたいなプレートです。

フレンチに来たからには小品のプレートではなく、一皿にひとつの料理を食べたい。アイテムそれぞれはまったくわるくないのですが、どうしても寄せ集めた感が否めません。

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パンは小粒ですが小麦の風味もしっかりしていて、あたたかい状態で出してくれるのがうれしい。

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【本日の鮮魚のポワレ愛媛県穴子 ブイヤベース仕立て】
この日の鮮魚はイトヨリ。イトヨリは皮目がぱりっと焼かれ、身はふっくら。穴子ポーションがけちけちしていなくてグッド。

スープにいろいろなだしの複雑なおいしさで溶け出しているのですが、少々塩気が強かった。これだけうま味があるならもうすこしおさえめでいいと思うのだけど、もったいない。

下の写真のものはルイユといい、にんにくをベースにしたソースのこと。ブイヤベースの本場マルセイユではこのソースとバケットが定番の組み合わせらしいです。

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ヌガーグラッセは特大ポーション。ほんとにおおきい。

キャラメルとナッツが香ばしく、とてもいけてるんですが、途中からちょっと飽きてきちゃいます、冷たいしね。

半分のポーションにして、もうひとつべつのちいさなデザートをつけてくれたらうれしいなあ。わがままですいませんほんと、、

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コーヒーを飲んでごちそうさまでした。

うーん、期待値がすこし高かったかなあ。当店の料理はクラシックで、ベクトルは僕に合っているはずなんですが、、

しかし、早合点するにはまだはやそうです。当店はジビエもおいしいみたいなので、またあらためて伺って結論を出したい。いま結論を出して切って捨てるにはなんだかとっても惜しい。

そんな印象が残りました。次回に期待、ごちそうさまでした!

リリエンベルグ/新百合ヶ丘

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リリエンベルグ
新百合ヶ丘駅から1㎞ほど先にあるパティスリー。徒歩で15分くらい。ほとんどまっすぐ道で迷わないとは思いますが、けっこう遠いなあ。お店には駐車場があり、警備員さんがひとり常駐しています。警備員付きパティスリーです。

当店は店内撮影禁止でした。残念!
外観はモルタルが使われていますが、店内は木を基調としていて、メルヘンチックです。陽のひかりが差し込んで雰囲気もあたたかです。
あと、ホールスタッフの人数がかなり多め。7、8人はいて、てきぱきと作業しています。

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モンブラン
リリエンベルグのモンブランは季節限定。9月から10月までの商品らしく、ショーケースにもたくさん並んでいました。
マロンストリングは明るめの黄色で栗のあじわいが強く、なかの生クリームはあまさひかえめ。なかの和栗のシロップ煮も自家製のものみたいです。見た目はかわいらしいですが、全体的に大人味。

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ポロタンのタルト
ポロタンとは栗の名前で、皮がぽろっと取れる、品種改良をした栗みたいです。ケーキ自体は、ケーキというよりは焼き菓子にちかい感じです。

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抹茶のエクレア
見るからに濃い色のクリーム。味も抹茶が濃く、がつんときます。しかしながら、濃すぎる。コーティングのチョコレートはなんだが舌触りがよくないし。うーん。
しかしながら、最近は市販品の抹茶商品が溢れかえっていて、そのほとんどが抹茶をばかにしくさったようなものばかりな印象ですが、このエクレアは逆をいっていて、その点は非常に好感を持てました。もうすこしクリームの風味を出して、バランスを取ってくれたら最高の品になるのでは。抹茶だけ感じたいなら、抹茶飲めばよし。パティスリーの抹茶味は、あくまでケーキの要素が第一であってほしい。

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ザッハトルテ
当店の定番商品。

ウィーンの代表的なチョコレートケーキ。修行時代のウィーンの老舗のレシピはそのままに独自のテクニックで口当たりを軽く甘みを強く感じさせない様に作りました。スイス産スイートチョコレートとフランス産カカオマスをブレンドしています。お好みで上質な生クリームとどうぞ。(リリエンベルグ ホームページより)

ということみたいで、あじわいはとてもクラシカル、懐かしみがある味です。そのまま食べると若干ぱさつきます。

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しかし、付属の生クリームと一緒に食べるとこれがみるみる溶けるような舌触りに。生クリームは無糖で脂肪分が豊富で、チョコレートの風味を邪魔しません。ザッハトルテは生クリームと食べるケーキ。ふたつあわせておいしくなるようになっているんです。生クリームは+100円しますが、絶対につけることをおすすめします。


パティスリーとしての地位を確立し、地域に根付いてる当店ですが、僕の好みではありませんでした。仕事が丁寧であることはスポンジ生地やクリームのおいしさからもあきらかで、実力は申し分ないことは確実です。ですが、それゆえにどこか地味というか、角がない八方美人という印象。僕の好きな方向性とはすこしちがうところにあるケーキ屋さんでした。

一幻/新宿

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一幻
西新宿にあるえびそばの有名店。本店は札幌にあり、台北、台湾にも進出している実力派です。

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味のタイプは「ストレート」、「ほどほど」、「あじわい」の 3種類があり、ストレートから順にとんこつの味が強くなるみたいです。僕はえびの味が強く感じたかったのでストレートにしました。

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カウンター前の壁一面には有名人のサイン色紙がずらり。

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松岡修造さんのサイン。
「僕はえびになった!」
修造さんは2014年からえびになったらしいです。

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冗談はともかくとして、僕はえびそばの味噌を選択。一幻はこだわりがたくさんあるらしく、振りかけられた赤いものは紅生姜にえびの風味を練り込んで揚げたもので、サイドにちょこんと載った茶色いものは出汁をとった甘海老を焼いて粉末にしたものみたいです。
スープは大量のえびの頭部を寸胴で煮込んでいるだけあり、えびの風味に満々ており、味噌味ともけんかすることなくぴったしです。えぐみとかくさみもなく、うん、おいしい。

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連れのとった塩味。ひとくちもらいましたが、僕は味噌味のほうが好きでした。ふつうに食べるなら塩味がいちばん好きなんですが、ベースのだしによって合う味、好みの味が異なってくるのはおもしろい発見でした。

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えびおにぎりはとくに印象なしでした。つぎ来たときにまた食べたいとは思いませんでした。


このお店のラーメンはすなおにおいしく、ラーメンが好きではない僕もまた行きたいと思えました。こういう出会いがあると、ラーメンに積極的になれてうれしいです。ほかにも新規開拓したい気持ちになりました。ごちそうさまでした!

西麻布 五行/西麻布

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西麻布 五行
ラーメンにはてんで疎い僕です。六本木、西麻布界隈には意外にもラーメン屋が多く、なかでも検索すると真っ先に出てくるのが、
「西麻布 五行」
「赤のれん」
「楽観」
の3つ。おそらく3大巨頭なのでしょう、知らんけど。赤のれんは六本木通りに面した場所にあるのは知っていて、バイオリニストの葉加瀬太郎さんが赤のれんを好きみたいです。しかし、今回伺う五行も負けていません。ハリウッドスターで大のラーメン好きで知られる、キアヌリーヴスさんがこの店に来たらしいです。
ちなみに五行はロジマン西麻布というマンションの1階に店舗を構えており、伺った日はマンションの工事かなにかで鉄パイプが辺り一面に張り巡らされていました。ものものしい。

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もう、めちゃめちゃ洒落てます。ラーメン屋の雰囲気ではない。どうやら当店はバー使いができるようで、リキュールなどがいくつも棚に並べられていました。ラーメン屋にリキュールとか、、はじめて見た。さすが西麻布です、、しかもテーブルの一角は黒白の石が敷かれているしね。

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上が焦がし味噌、下は連れがとったとんこつ。
当店は「焦がし」が売りで、キッチンからはしょっちゅう火柱が立ちます。高温でラードや醤油などを焦がしているよう。味ですが、やはり焦がしているために香ばしさが口に広がって鼻に抜けてきます。塩分はそれほどきつくなく、見た目の迫力に比べて意外にもさっぱりとくどくない。思わず飲み干してしまいそう、やめときましたけど。ランチタイムは大盛り無料、最高。


おいしかったです。ラーメン屋といえば無骨な店内に無骨な店主、油にまみれた床とカウンター、なんてイメージがありますが、最近はおしゃれなお店も増えていますね。そういうお店って奇抜なだけであんまりおいしくないことも多いですが、当店は味の水準もキッチリと満たしていて、なんだかいい意味で裏切られました。ごちそうさまでした!

秀山/新宿

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秀山
新宿サブナード(新宿駅近くにある地下ショッピングモール)のレストラン街にある中華料理屋さん。
僕はラーメンが好きではありませんが、担々麺は好きで、当店は担々麺がおいしいらしいとのことで、いざ入店!

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店内は照明がおさえめで、赤が基調の内装はとても中華らしい雰囲気があります。

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担々麺は秀山名物とも書かれています。

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担々麺
ふつうのラーメン丼とはちがい、底が広いどっしりとした器で、見た目から、おおっ! となります。盛りつけは肉味噌、ねぎ、ほうれんそう? だけとシンプルです。
スープは超濃厚、胡麻ペーストの香ばしさが立っていて、麺にめちゃめちゃ絡みます。辛さはひかえめで、あとからぴりっとくる程度。最初から最後まで、胡麻、胡麻、胡麻。ディスってません、うまいです。
ちなみに今回は大盛りにしてもらい、+100円で、合計1000円になりました。


名物というだけあるしっかりした品でした。ラーメンに1000円はぎりぎりのラインですが、また食べたいなと思えました。また行きたいです。

パティスリー・サダハルアオキ・パリ/新宿

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パティスリー・サダハルアオキ・パリ
伊勢丹新宿店の地下1階にあるパティスリーで、シェフは青木定治さん。

2009、2010年にフランスでもっとも権威のあるショコラの格付けを行うCCC(club des croqueurs de chocolatクラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ)によって4タブレット(5段階評価)を獲得。2011年には同格付けにて最高位となる5タブレット+スターを獲得し、上位12名にのみ与えられるAwardを授与され、同時期にフランスではミシュランガイドに並ぶグルメガイドであるピュドロ(Pudlo)にて2011年の最優秀パティシエ(Pâtissier de l'année 2011)に選ばれるとともに、パリ市庁賞としてメダルがパリ市より授与。日本では、農林水産省主導による料理人顕彰制度によって料理マスターズに選出されている。
(上記はWikipediaより抜粋)

ひとことで言えば、すっげえひと、みたいです。

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デパ地下の一角ということもあり、店舗の面積は広くはありません。今回は秋のため、マロンの商品がたくさん推されていました。
ショーケースはケーキとマカロンにわかれています。マカロンはもちろん、アオキサダハルのケーキは色調が原色に近いくらいにあざやかで、かなり映えます。

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曲線がある見たことないタイプの箱です。非常にしゃれていてかわいらしい。

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マロン フリュイ ルージュ
マロンクリームは濃厚でラム酒が効いていて、生クリームのあまさにベリー系の酸っぱさがアクセントになって、ただあまいだけじゃない大人味のモンブランに仕上がっています。すばらしいです。

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サヤ
サダハルアオキのケーキは長方形なのが特徴で、サヤも普段は上記のマロン フリュイ ルージュと同じ形みたいですが、今回は期間限定でべつの形で販売されていました。どうやら昔の形みたい。
見た目はとても派手ですが、酸味はきつくなく、あまさもまろやか。中にはピスタチオクリーム。
サヤは青木さんの娘さんの名前にちなんでいるみたいです。


おいしかったなあ、、しかし高い。ばか高い。
ひとつ900円弱。ふつうのお店ならふたつ食べられることを考えてしまう僕はけちなのかしら、、
普段使いはできません。しかし、食べる価値はあります。むずかしいケーキ屋さんです。

パティスリー・トシ・ヨロイヅカ/六本木

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パティスリー トシ ヨロイヅカ
東京ミッドタウンにある、有名なパティスリーです。シェフは名前の通り、鎧塚俊彦さん。日本を代表するパティシエです。

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店舗の売り場面積は狭いですが、焼き菓子、ゼリー、アイスなど、いろんなお菓子があり、コンパクトにまとまっている印象。

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ジャン・ピエール
表面はピストレ(チョコレートを霧状に噴射すること)され、台はピスタチオのスポンジ、その上はピスタチオのクレームブリュレ。まとまっていておいしいですが、がつんとくる印象はなし。
あと、こちらのジャン・ピエール、検索すると、表面がグラサージュ(主に溶かしたチョコレートで生地をコーティングしてつや出しをすること)してあるものがよく出てきます。なぜなのか、、

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ル・ポ
生地はシュー生地、中にはラム酒を浸したブリオッシュ、上はキャラメルクリーム、蓋はキャラメリゼした、見たことないケーキです。手間隙がかかっていて、とくにキャラメリゼされた生地が好き。クイニーアマンみたい。

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シュー・ア・ラ・クレーム
カスタードクリームがおいしい!濃厚過ぎず、甘さがくどくない。クリームは注文と同時に中に入れてくれるので、生地は萎えないで固さを維持しています。こういう手間隙、すてきです。


来店したとき、左側奥にカウンター席を発見。どうやら、アシェットデセールが食べられるらしく、席は満席でした。食べログで調べてもアシェットデセールの情報ばかり!
今回は持ち帰りでしたが、次回はカウンター席で鎧塚さんの実力を感じたいです。

ヤナカ スギウラ/日暮里

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YANAKA SUGIURA

日暮里駅から徒歩5分、朝倉彫塑館の向かいにあるフレンチレストラン。

シェフは『オストラル』、『レピキュリアン』を経て渡仏。『グランヴェフール』、『メゾン・ピック』で修行。帰国後は銀座の名店『ラール・エ ・ラ ・マニエール』の総料理長に就任。2015年に当店をオープン。

オープンしてから間もないときからお店の存在は知っていましたが、なかなかタイミングがあわなかったり、電話したら満席で断られたりして、やっと行けることに!

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テーブルセッティングはカジュアル。同じカトラリーをとおしで使います。

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【鰹のミキュイ 契約農家の野菜】

前菜のボリュームではありません。

これだけのポーションで提供するのはすごい。

皿にドンっ

そんな感じです。鰹は半生調理ですがいやな臭みが感じられなく、野菜は瑞々しく清潔な味がしました。これだけでお腹いっぱいになりそうだよ。

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パンはフォカッチャ。自家製らしく、オリーブと塩気が効いていておいしい。ただしこれ、おかわりに+150円かかります。

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ほたてといかはロティされて、下にはブロッコリーのソース。からすみが振りかけてあります。

すなおにおいしく、ポーションがフレンチらしくて安心しました。あのペース続いたら無理よおれ、ってびくびくしてましたからね。

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連れがとったスズキのポワレ。ソースは甲殻類。クラシックな取り合わせに、写真映えします。

ひとくちもらいましたが、魚はもちろんソースも丁寧に仕上がっていました。

連れは図らずも、鰹、いか、ほたて、スズキと、魚介フルコースになりました。

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一方の僕は鶏肉。

大山鶏の胸肉で、ナイフを入れると、ぷにっとした感触。まさか、生焼けじゃないよな、、

恐る恐る切ると、断面は白く、生焼けではなく、しかしやわらかさがえげつない。なにこの火入れ。なんだか食べたことないような食感に唖然。これが完璧な火入れってやつなのでしょうか。

味以前に、もうなんか感動しました。お腹壊さないかなという不安はありましたが、お腹は壊しませんでした。

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デザートは桃を主体にクリームのムース。これはおいしかったなあ。とくにムースはあまさひかえめで、なんとなくパンナコッタみたいな感じ。

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コーヒーを飲んでごちそうさまでした。

すなおに良店を発見したなと思いました。前菜、魚介、肉、デザートを食べて3800円。サービス料金はなし。すばらしいコストパフォーマンスです。

ただ、お店の雰囲気はだいぶカジュアルで、お客さんの声も大きく、ハコも小体なので、勝負するために使うにはちがうかもしれません。

気軽なデート、肩肘張らずにフレンチを、そんな感じです。

冬にまた行きたい! おすすめです!

ア・ニュ・ルトゥルヴェ・ヴー/広尾

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à nu retrouvez-vous

広尾にある有名なフレンチレストラン。

2016年までミシュランガイドにて1つ星でしたが、2017年版で降格し無星に。しかし平日にお邪魔したのですが、ほとんどの席が埋まっていて、星を落としても勢いまで落としているようなことはありませんでした。

当店のシェフは下野シェフ。六本木の『ヴァンサン』で基礎を固め、『ル・ブルギニオン』ではスーシェフを経て渡仏。『トロワグロ』、『タイユヴァン』などで修業後帰国、『ル・ジュー・ドゥ・ラシエット(現レクテ)』でシェフを勤めたのち、当店をオープン。

ル・ブルギニオンの菊地シェフのもとで働き、そういえば『ラ・ファソン 古賀』の古賀シェフもトロワグロで経験ありだなと思い当たり、これは間違いないと来店。

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テーブルセッティング。お皿がかわいらしい!

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コースは、3種類から。3800円のコースにしました。

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【オリーブオイルとバター】

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このパンが異常においしかった。

ほんとおいしかった。

これまで食べたフランスパンでいちばんかもしれません。フランスパンはふつうミルクを使いませんが、なんだかクリーミーさすら感じられるくらいのゆたかさが感じられました。4、5個食べた。

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【トウモロコシのタブレサラダ 魚介のタルタル】

連れのとった前菜。

タブレサラダとはクスクスを使ったサラダ。フランスでは国民食のように親しまれているみたいです。ポーションがかなりあります。

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【鶉のベニエ

本日のオードブルが鶉を聞いて即決。

ベニエとは揚げ物のこと。骨を持って食べると、抵抗なく骨から肉が離れる柔らかさ。

味付けにはなにやらスパイスを使っていると説明されましたが、忘れたよ。

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【本日の魚料理】

魚はあらかじめ決まっていました。出てきたのは鯛と甲殻類のスープ。

このスープがうまい。ビスク仕立てで甲殻類のうまみがとても強く出ています。塩のバランスも最高。

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三元豚のスペアリブ炭火焼き】

強気な火入れにがっつりポーション。最近のフレンチはポーション多いな。連れがとった肉料理です。

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【本日の肉料理 ハツ】

こちらもけっこうなサイズ。大きな塊で火入れして身をやわらかく仕上げているみたいです。ハツは好きな部位なのでついついあると頼んじゃう。

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【レモンのタルトシトロン 塩ピーナッツアイス】

連れのデザート。きれいというよりもかわいらしい見た目で和みます。

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【ピスタチオとグリオッドチェリーのとろけるムース ピスタチオとアーモンド香るグリオッドチェリーのソルベ】

名前が長い、、

みどり色のがムースで、ピスタチオの特徴的な風味に加えて、グリオッドチェリーの甘酸っぱさがバランスよく調和しています。

ソルベもチェリー感満載。おいしかった。


食後にコーヒーを飲んでごちそうさまでした。最近コーヒーを撮り忘れることが多々あり、写真はなし。コーヒーおいしかったです。



ぜんたいのバランスが整ったすてきなお店でした。

でもなんだか、今回はパンがすべてをかっさらった印象がどうにも強い。パンがほんとにおいしかったのか、この日、僕がパンについて非常に敏感だったのか、、

どちらかはわかりませんが、僕としてはパン目当てでまた行きたいくらいでした。きっと個人差はあると思うので、参考までに。



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