東京モンブラン

ざっくり飲食備忘録です。

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エスプリ・ド・ビゴ/自由が丘

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Esprit de BIGOI
自由が丘駅から10分ほど歩いた先にあるお店。ここまで歩くと駅前にあるようなにぎわいはなく、かえってお店は見つけやすかったです。青いファザードが鮮やかで目立ちます。

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当店のパンは基本的にショーケースに入れられていて、その上に置かれたパンも店員さんに言って取ってもらいます。ケーキ屋みたいです。焼き菓子やシュークリームも売っています。

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メレンゲが試食で置いてあったので食べてみましたが、しゅわしゅわ溶ける正統派のメレンゲでした。すこし甘すぎた気もしなくない。袋いっぱいに入ってそれほど高くない値段でした。

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クロワッサンはいたってふつう。ほんと、ふつう。おいしいけど、これならサンジェルマンでええ。

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スーリーペペ
なにこのビジュアル超かーわーいーいー、食べられな~い!キャピッ

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いただきます。
どちらかといえば昔なつかしいようなタイプのクリームパン。生地の感じからクリームの味までなつかしみがある。最近のクリームパンって生地がふわふわでカスタードに生クリームを混ぜたようなものもありますが、当店は100%カスタード。しかし、これで220円は高すぎるのでは。たしかに見た目はかわいらしいからこどもはよろこびそうですが。うーん、これならサンジェルマンのプレミアムクリームパン買うな。現代っ子ですいません。それにしても、親子ねずみは別々で焼成するのかな。手間はかかっています。

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フランスパンはなかなかおいしかった。小麦の香りも香ばしいし、クラム(白い部分)はもちもち、クラスト(皮の部分)もぱりぱりでうまみがあります。みんなパンっていったらクラムばかり好きで、耳とか皮食べないじゃないですか。フランスパンなんかはとくに皮のほうがおいしいんですけどね。なんでだろう。そういえば、サンジェルマンのフランスパンおいしい。
※当記事はサンジェルマンの宣伝、広告ではありません。



うーん、とても無難なお店でした。おいしいし、雰囲気もいいし、接客も丁寧だった。悪いところは見当たらない。でも自由が丘まで来て伺うパン屋ではない気がします。そう、当店がもし自由が丘でないべつの場所にあったならもっと印象がちがったかもしれない。飲食店の立地というのはおそろしい。近所にあったら重宝するかもしれないし親しみが持てそうな、そんな感じのパン屋さんです。あとは単純に好みの問題でしょう。一方でこういうタイプのお店は少なくなりつつあるので、周りに流されずに自店のパン作りを続けてもらいたいところ。ごちそうさまでした。

ラ・クープ/奥沢

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La coupe
奥沢にあるフレンチレストラン。緑のファザードがかわいらしく、すぐに見つかりました。

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週末に伺いましたが、予約で満席でした。

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当店はカジュアル路線らしいのですが、内装はとてもクラシックで落ち着いており、照明も適度に落とされて雰囲気があります。これだよ、これ。期待感が高まります。

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メニュー表を見ると、やはりこのお店はカジュアル路線みたいです。いちばん安いコースが2200円。魚と肉どちらも食べられるコースは3200円めちゃ安いやん。フレンチとしては破格でしょう。

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連れがとった前菜。魚は鯛で、新鮮と銘打っているだけにぷりぷり。パルメザンチーズとの取り合わせがおもしろく、添えられた大葉が和のニュアンスを与えている挑戦的な一皿。

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スープは菊芋でした。さらっとした口当たりで、なめらかな甘さのなかに芋の滋味を感じます。
うーん、大地の味!(言ってみたかっただけ)

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パンは2種類。がっちがちに熱く、手で割けない。割けたら割けたでなかの生地がさらに熱い。バターナイフで割くといいとすすめられました。

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当店はバターとリエットがどちらも出てきます。バターは2枚がっつり、リエットは豚と鴨で作ったものらしく、べたべたしすぎてなくさっぱりと食べやすい。パンが熱いから、のせるとどちらともじわじわ溶けていくんですよね。最高かよ。

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魚料理は黒かれい。肉質に透明感があり、火入れしても固く引き締まらずにほろほろとほどけていきます。サフランとトマトを使ったソースの風味と酸味が白身にとてもよく合います。クラシックな軸の料理ですがまったく重くなく、すいすいと食べ進めてしまいました。本日いちばんのお皿、魚料理に限れば今年中で1、2を争うくらいおいしかった。

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僕の肉料理は仔牛のパネアングレーズ。パン粉揚げです。ソースはフォンドヴォーにケッパーとドクラシック。しかし魚がおいしすぎた。どうしても霞んでしまう。おいしいんですけどね。

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+1080円すると肉料理を別品に代えられるとのことで、連れは皿をチェンジ。鹿肉です。屈斜路湖付近で捕れた3~4歳くらいの牡鹿らしく、赤身肉は繊細さよりも力強いといった印象。味が強いんですよね。ソースはラズベリーを使ったもので、とても華やかな香りが鼻から抜けていく。
そう、それはまさに、野いちご畑を鹿が優雅に歩いているような、、(言いたかっただけ)
試しに連れに言ってみると、苦笑いされました。連れの想像力が欠落しているのか、僕がきもいのか、そのどちらかでしょうね。

ソースもおいしかったし、バターもリエットも充実していたのでパンを4つも食べてしまいました。お腹の具合としてはまあまあきてます。でも、フレンチのランチコースのデザートってだいたいひかえめなポーションだから、まあ大丈夫でしょう。

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なるほどね☆☆☆
内容は、柿とりんご、いちごのソルベ、キャラメルのソルベ、チョコレートケーキ、クレームブリュレ。うーん、願わくば2回に分けて食べたい。しかしどのアイテムも一切の手抜きなし! チョコレートケーキはスポンジとムースの二層に分けられ、チョコレートはヴァローナ社のものを使用。クレームブリュレは表面ぱりぱり、バニラビーンズがたっぷりの実力派。ソルベは圧倒的な素材感。いちごのソルベはいちごの濃厚な甘さと酸味がそのまま。キャラメルのソルベは甘さよりも苦味が際立ち、そのへんにあるべたべたと甘いキャラメルアイスとは一線を画す味わいでした。多量の糖摂取で血圧が一気に上がったことでしょうな。

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コーヒーと紅茶を飲んでいると

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マダムがヴェルヴェーヌのお茶を出してくださいました。舌に感じるメンソール感。すーすーします。紅茶ですが、どこか緑茶のニュアンスを感じます。


いやあ、すばらしいお店でした。フレンチでコスパどうこうをうんぬんするのはかっこわるいかもしれませんが、そんなことはどうでもいい。とにかく僕は当店のコスパを主張したい。当店は夫婦で経営しているみたいで、人件費が浮く分、客に還元されているのかもしれません。そして接客を担当するマダムが気さくではきはきと明るげ。フレンチにありがちな慇懃な態度ではなく、どこまでも客にとって心地よい距離感。食事がさらにおいしく感じられました。
料理、接客のバランス感覚が夫婦揃ってきれいに整い、まさに二人三脚。いつまでも元気で続いてほしいお店です。また来ます、ごちそうさまでした!

ラテ グラフィック/海老名

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LATTE GRAPHIC
海老名駅に程近い、ビナウォーク内にあるカフェレストラン。彼女がときどき通っていて、以前からおすすめと聞いていたので伺うことに。

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店内は広々として内装も落ち着いています。客層も大人が多く、ひとり客もちらほら。居心地抜群です。

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まるで家具のパンフレットのようなメニュー表。写真がとてもきれいで、すべておいしそうに見えます。

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ラテ グラフィック
店名と同じ名前のコーヒーをチョイス。エスプレッソがダブルのため、しっかりとコーヒーの苦味を感じられます。量もしっかりとしているのでお得感高め。

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フラット ホワイト
こちらは標準的なカフェラテ。苦味は抑制的で、そのぶんミルクの味が立っています。僕はエスプレッソの濃いカフェラテで好きですが、これはこれでありです。

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ピザはマッシュルームのビジュアルにつられて頼んでみましたが、メニュー表のまんまのものがきてびっくり。
そんでもって、うめー!!
生地は薄く、生地全面に敷き詰めるようにマッシュルームが配され、どこを食べてもマッシュルームを感じます。秋ですわ。
僕はピザなら厚くてもちもちしたものを好むのですが、この味付けで生地が厚いとこれほどダイレクトにきのこを感じられないでしょう。考えて薄生地にしているんだなと思うと、薄生地もいいなと考えを改めました。

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レモンが分厚い。
写真ではわかりにくいですが、これ、レモンの半身です。なにこの、添え物のくせに圧倒的な存在感。いっぱしに火入れされてるし、、
肝心の味ですが、サーモンはスモークされていて、クリームパスタにいいアクセント(レモンが分厚い)を与えていて、麺は生パスタでもちもち(え、まじレモン分厚くね!?)、クリームソースがしっかり絡みます。大盛りにしたので、ボリュームも文句なしで(レモンが分厚いよお、、)完成度の高い一皿です。

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「2杯目からは半額になるんですよ」
と店員さんからおすすめされました。

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カプチーノのかわいらしいハロウィンのラテアートで。チョコレートの苦味がアクセントの大人味。

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アイスカフェラテは彼女がチョイス。ストローでかき混ぜるとカランカランと夏の音がしました。暑かった夏が懐かしい。なんだか悲しくなりました。


味良し、量良し、値段良し。雰囲気もよく、接客も丁寧でとても好印象なお店でした。でもなんだろう。

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頭から離れない。レモン良し!!!!

ごちそうさまでした。

ランボー/麻布十番

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ランボー
麻布十番にあるホルモン焼きのお店。麻布十番には焼き肉屋が多数存在し、向かい側には『おくむら』という焼き肉屋があり、そちらはけっこうお高い価格設定。なかなかに評判がよく、行ってみたいなあと思っていると、なんとランボーはおくむらの姉妹店でした。

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カウンター席に案内されました。予約して18時半くらいに入店したのですが、席はほとんど埋まっていました。そもそもが広いお店ではないのですが、さすがの人気です。

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メニュー表を見るとわかりますが、当店は全体的に価格がおさえめであり良心的。僕はけちくさい人間なので、焼き肉屋に行くととてもひやひやしてしまうので、なんだか救われた気持ちになりました。


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山芋キムチ
角切りにされた山芋のキムチは適度な辛さで、しゃくしゃくとした食感がとても気持ちいい。これ、家で真似てみようかな。

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マルチョウ
マルチョウとは牛の小腸にあたる部分。脂をたくさん含んだ部位で、当店のマルチョウは脂もあまく、しっかりとした食べ応えがありました。しかしあまいとはいえ、脂は脂。和牛が好きではない僕にはこの手の脂が合わないみたいです。好みの問題です。

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こころ、つまり心臓。ハツのことですね。ハツは肉のなかでも好きな部位で、フレンチでも選択肢があるとついつい食べてしまいます。脂が少なくて淡白なので、とても食べやすくていいんですよね。

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ハツモト
心臓の動脈部分です。豚でいうところのタケノコです。ハツモトははじめて食べましたが、タケノコ同様に歯応えがあり、軟骨みたいにこりこりしています。当店のものは湯引きしてあるのか、脂はそれほど気になりません。味よりも食感をたのしむような感じ。

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ハラミ
牛さんの横隔膜。サシがきれいに入り、脂は豊富ですが、ぎとぎとはしてなくさっぱりといけます。肉質もやわらかく味自体が濃厚。本日いちばんのお皿です。


麻布十番にあるにもかかわらず、価額設定がびっくりするくらい良心的で、味も伴っているとなれば、そりゃ人気も出ますよね。すなおに納得できるお店でした。
焼き肉はそれほど好きなジャンルではないですが、ときどき肉を焼きたくなります。人間が昔からやってきた原始的なことだからでしょうか。そういうときはまたぜひ行って、またちがう品を食べてみたいと思います。ごちそうさまでした!

五香路/大手町

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五香路
大手町駅近くのサンケイビルの地下にある中華料理店。通りかかったときはちょうどランチタイムですごい行列。それが落ち着いたころに入店しました。

店内はとても落ち着いた雰囲気で、照明もおさえめ。ビジネス街らしく、座っているひとたちはみんなスーツを着ていて、束の間のランチタイムを満喫していました。

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当店は酸辣湯麺が人気らしく、迷わず注文!

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酸辣湯麺
酸辣湯とは中国の四川料理のひとつで、酸味と辛味を効かせたスープです。当店ではそこに麺を入れ、たまごを閉じてその上にパクチーをのせています。
スープはたしかに酸と辛味が強く、麺をすすると酸味で思わずむせてしまいました。しかし酸味が強すぎるわけではなく、酸味、辛味、塩味のバランスはいいです。たまごがスープをまろやかにしていて食べやすい。
しかし、食べ進めていくうちにどうにも単調に感じられてしまいました。こんなに食べたい味ではないんですよね。パクチーがアクセントになってはいますが、それだけです。スープはおいしいけど、麺とあんまり絡んでないように思えます。
酸辣湯に麺突っ込んだらうまいんじゃね?」
くらいの発想にしか感じられず、実際にそのとおりの味覚にとどまっていました。

なんだか煮え切らない気持ちで水を飲んでいると、となりの席に座っていた二人組が定食を食べていて、なんと、その定食に酸辣湯のハーフサイズがついていることを発見!しかも定食には炒め物とごはんが。僕は選択を間違えたのか、、


完全なミスチョイスでした。定食を頼んでいたら、いろんなことが納得できたのではとショックな気持ちです。次からはメニューをちゃんと読もうと反省。ごちそうさまでした。

ラ・ベットラ・ペルトゥッティ/新宿

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ラ・ベットラ・ペルトゥッティ
新宿で手頃なイタリアンを探していたらこちらを発見。そしてなんとこのお店、イタリアンの巨匠である落合務シェフのお店である「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」から暖簾分けしたお店みたいです。1週間前に予約して伺います。


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テーブルセッティングは簡素ですが、テーブルクロスの色が黄色でとても明る気な印象です。水のピッチャーは各席に配されています。さりがないことですが、これってなかなかいいですよね。水がなくなってもこちらで勝手に足せるし、逆にサービス側も水の減り具合をたしかめたり、足して周ったりしなくてもいい。

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Cコースにしました。今回は予約をしたのですが、当店は予約をするとC以上のコースの頼まないといけないシステムになっています。


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本日の前菜5種盛り合わせ
内容はバーニャカウダー、カプレーゼ、グリルチキンとジャガイモのローズマリー風味、ヤリイカとスペルト小麦のサラダ、長芋の冷製スープ。すべて作り置きだとは思いますが、1580円のコースにしてはなかなかの内容でびっくり。こうした小品の盛り合わせはイタリアのいいところですね。長芋のスープは粘りもありながら飲みやすくおいしかった。


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スープはミネストローネ風。とくに印象はなし。

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イタリアンに来てうれしいのはフォカッチャが食べられることですね。フォカッチャってあんまりパン屋で売っていないし、こういうお店に来て食べると無性においしく感じられます。

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鶏せせりとグリーンペッパーのクリームソーススパゲッティー
せせりは鶏の首の部分にあたり、噛むと弾力があり、おいしさがじわじわ出てきます。グリーンペッパーは胡椒の実の未成熟なもの。香ばしさというよりもさわやかさが立ち、クリームソースのこってりとした味をきちっと引き締めています。
ちなみにこの写真は大盛りのもので、+250円します。通常のポーションは80gと言っていたような。


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オクラとミョウガ、フレッシュトマトの冷製スパゲッティー
食べてはいませんが、連れは「おいしい!」と喜んで食べていました。僕は冷製パスタを食べたことがないので、こんど食べてみようかな。ひとが食べているものっておいしそうに見えますよね、なんなんでしょう、あれ。


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ドルチェはイチジクのパウンドケーキ。炭水化物を食べてからの炭水化物ですが、これが案外すいすいと食べやすかった。イチジクみたいにふだんからあまり食べない果物が要素にあるとうれしいですね。ふつうのパウンドケーキなら自分で作れますからね。

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新宿という立地を考えると、この内容でこれだけリーズナブルであることはけっこうな企業努力です。入店時には満席状態で、席が空いてはあたらしい客が席に座っていました。活気があり、いい空気が流れているように思えました。


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そして当店ではうにパスタが人気らしいので、次回はこれを食べに行きたいと思います。雰囲気もよく、デートにも最適なお店です。

カフェ・鈴木/本厚木

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カフェ・鈴木

本厚木駅を降りて、住宅街まで歩いたところにある当店。

このお店はマンションの一角にあり、向かいには広い公園。看板なんてものはなく、表札に店名が書いてあるのみ。知らなければ絶対に気づかない。こういう目立たないやり方は強気ですよね、かっこいい。

扉はすごおく重くて、高さも低い。姿勢を低くしてくぐるようにして入ります。

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めちゃ暗いんですよ、店内が。伺った日は9月の晴れた日で、日差しがあるところからこれだけ暗いところに入ると、内装どころか椅子の場所もわからない。ほとんど手探りで席に着きました。

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この金色の塔のようなものがエスプレッソマシン。イタリアのベゼラ社のイーグルという機械らしく、今現在使われているエスプレッソマシンの元祖らしいです。

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【カフェ・ラッテ】

カフェラテが好きでこれまで何杯も飲んできましたが、僕はこれまでカフェラテなんて飲んでいなかったのかもしれない。そう思うような衝撃的なおいしさ。

ミルクのなかでこんなにコーヒーのエキスが主張して躍動的なことにびっくり。ミルク主体の飲み物なのに、エスプレッソがバリバリに効いています。

考えてみれば、ミルクってかなり個性の強い飲み物であり、そこに並みのエスプレッソを入れたら、ミルクの味に負けて味が沈んでしまうんでしょうね。いやあ、、

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飲み物を頼むとお菓子がついてきます。

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エスプレッソ・ゼリー】

バニラアイス、粒あんが盛られた皿が先に配され、その中に店員さんがシェーカーに入ったエスプレッソを注ぎ入れます。

『賞味期限30秒』

それがこのデザートの売り文句で、注がれたエスプレッソは冷えるにつれてみるみる固まってゼリー状に。固まるまでの間、液体とゼリー、その中間の食感がとてもおもしろく、パティスリーやレストランにはない新しいものでした。

エスプレッソも濃く、粒あんとの取り合わせも思ったよりいけてます。



彼女に行きたいと言われ連れられてきたのですが、どんぴしゃのセレクトでした。自分だけでは発見できないたのしさを提案してくれて、一緒にたのしめることはとても喜ばしいことです。

当店にコーヒーを飲みに行くためだけに本厚木駅を降りる価値がある、そんなお店でした。しかし当店は14時からのオープンで使い勝手を選びそうです。また店内がほんとに真っ暗に近いので、親しくないひとと行くにはむずかしいかも。

逆にうまくすれば好感度が爆上がりすることもありそうな、そんな感じ。なんというか雰囲気が抜群すぎて、一周回ってエロくない気もするし、うーん、、

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さて、現実に戻ります。また戻ってきます、ごちそうさまでした!

アテスウェイ/吉祥寺

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行列がきらいです。大きらいです。

ラーメンが好きではない理由の一端もそこにあります。なので、外食をする際にはかならず予約を入れるようにしています。ファミレスでも一本電話を入れたりします。

ですが、今回はそうもいきません。土曜日の10時40分、開店20分前。その日は小雨がちらついていましたが、すでに50人ほどの行列ができていました。

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a tes souhaits!

吉祥寺駅から15分ほど歩いた辺鄙な場所にあるパティスリー。

ですがこのお店、食べログで4.0越え、東京でもっとも有名なパティスリーのひとつ。そしてこの行列の理由は、期間限定のモンブランによるものだと思われる。

なんでも当店のモンブランはパティスリー好きの間ではほとんど神格化されており、ネットや雑誌で絶賛され、それを嗅ぎ付けたひとたちが1度は食べたいと訪れるようになり、しかしそのモンブランは日に150個ほどしか作られず(大した数ですが、、)、午前中には完売してしまうために、よけいに行列ができるという構図らしい。

うーん、みんな、モンブランが好きなんだなあ。

店内は撮影禁止でした。白と銀を基調とした店内はパティスリーというより、むしろブティックの雰囲気に近く、高級感が半端じゃない。大人のパティスリーという感じで、非常にかっこいいです。

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【クイニーアマン】

当店はショーケースの上のスペースにクロワッサンなどのペストリー、焼き菓子が並べられています。連れが迷ったすえにひとつ購入。

しかしこの選択が大正解。生地がさくさくで、バニラが練り込まれています。裏面のキャラメリゼが薄くてパリパリ。

クイニーアマンのキャラメリゼってかちかちで食べにくいことが多いですが、これは生地の層と一体となる感じ。

これはうまい、これまでのクイニーアマンでいちばんでした。パン屋のよりうまいとか、引くわ。

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今回は4つ買いました。

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【フォルティッシマ】

チョコレートのスポンジとチョコレートの濃い部分とが層になっていて、口に入れるとチョコもスポンジもさらっと消えてしまうくらいなめらか。ほんと一緒に消えていきます、これは計算されていますね。

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タルトタタン

どっしりとしたりんごが迫力満点。

生クリームにはバニラビーンズがはっきりと確認できるくらいに入っています。台座はパイ生地で、なかにカスタードが絞られています。

そしてこのりんご、写真ではわかりにくいのですが、実は半身をそのまま使っているのではなく、薄切りにしたものを重ね合わせて形が作られています。どうやって作っているのかまったくなぞ、、

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【マカロンピスターシュ】

こいつはうめー。マカロン、クリームともにピスタチオが効いていて、クリームには砕かれたピスタチオが入っているのでより香ばしい。

全体的に甘口ですが、ベリーの酸味がきゅっと全体を引き締めてくれるのでそれほどくどくなくいただけます。

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モンブラン

行列を前に、買えるのかな? 売り切れちゃうかな? と心配しましたが、無事買えました。

アテスウェイモンブランは、ふつうのモンブランとストリングがまったく異なり、高さがあるぶん迫力があり、ポーションもしっかり。

なかの生クリームはタルトタタンと同様にバニラが効いています。当店のバニラ使いは豪快ですね。金かかってやすぜー。

その下には濃いマロンクリーム。ペーストといってもいいくらいに濃厚です。下のメレンゲはふつうのモンブランとちがって外にむき出しになっているのでとてもさくさく感が強い。

全体のあまさとしては、マロンストリングはしっかりとあまく、そのかわりになかのクリームたちはあまさひかえめでバランスがとられています。それぞれのアイテムに意図があり、個性があり、しっかりとすべてが調和しています。うまい!

しかし、僕のなかでのモンブラン第1位の座はモンサンクレール。こっちも文句なしでおいしいんですが。もはや好みのちがいです。

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【ガレットブルトンヌ】

ガレットブルトンヌって、バターと砂糖のかたまりのようなお菓子で、ふつうは型抜きしないで型のまま焼くので厚いのがふつうなんですが、こちらのは薄焼き。なので食感がぱりぱりって軽やか。塩気がアクセントになっています。


うーん、たしかに並ぶだけの価値があるパティスリーでした! 買ったものすべてがしっかりおいしい。

『すべておいしい』

これはすごいことです。いくつも買えば、なかには気に入らないものがあるはず。偶然かもしれませんが、偶然にしてもすごい。

行列に並ぶひとたちはオープン前からうきうきとあかるく、ショーケースを眺める姿は少年少女のよう。前評判がよすぎて、ハードルがんがん上がっていましたけど、みごとに飛び越えてくれました。また食べたいなあ、、

紀伊茶屋/新宿

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紀伊茶屋
紀伊国屋新宿本店の1階の通用路にある日本茶カフェです。ほかにも大手町、新潟などにも店舗があるみたいです。

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イートインのようにテーブルや椅子はありませんが、ドリンクを置けるようなちょっとしたスペースがあり、飲み残しや氷を捨てる場所、ごみ箱も設置されています。新宿はごみを捨てられる場所がめちゃめちゃすくないので、専用のごみ箱を設置してくれるのはありがたい配慮。ちょっとした気配りですが、こういう実質的なサービスがいちばん大切ですよね。

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抹茶ラテ
石臼挽き抹茶を使用しているらしく、あじわいが濃く、それでいてさっぱりと飲みやすい。ミルクはなんの変哲もないふつうのものでしょうが、それがかえって抹茶には好相性。油脂分があんまり強いと抹茶の風味がわからなくなっちゃう。あまさもひかえめ。スタバの抹茶フラペチーノを飲むより、よっぽど健全な気がします。

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ほうじ茶ラテ
今秋はほうじ茶ブームらしく、コンビニ各社もこぞってほうじ茶スイーツを出しています。しかしブームに乗っかって適当な仕事をしているわけではなく、このほうじ茶ラテがとてもおいしかった。ほうじ茶の味が全面に出ていて、ごまかしがないんですよね。ラテなのに奥ゆかしい雰囲気で、厳か。
抹茶もそうですが、ほうじ茶を日常から飲んでいるひとってすくないのでは。こういうところでお茶本来の味を感じられると、お茶に興味を持つひとが増えると思います。

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壁にはハロウィンの気配が。かわよい。
かわいいといえば、当店のサービスのおねえさんがめちゃかわいかった。興味がある方は行ってみるといいと思います。
最近寒くなってきたので、次回はあたたかいお茶を飲みたいなあ。ごちそうさまでした。

レストラン ヴァンセット/立川

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Restaurant27

レストランヴァンセットと読みます。

立川にある唯一の本格的なフレンチレストランで、評判もなかなかです。ヤナカスギウラと同じく、だいぶ前から知ってはいましたが、なかなかタイミングがつかめずにやっとランチで伺うことができました。

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当店はビルの2階にあり、予想よりもハコがちいさい。15席くらいしかなく、席の間隔もそんなに広くない印象。

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テーブルセッティングはしっかりめ。

コースは3100円のものにしました。

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山梨県 フルタ農園の桃の冷製スープ】

スープはもちろん桃がベースで、自然なあまさがあり、真ん中にはコンソメジュレ

全体的にやさしめのあじわい、塩分ひかえめな印象。

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【前菜の盛り合わせ】

左下から順に、サーモンのマリネ、鯛のラヴィゴットソース、契約農家さんのサラダ、フォアグラのプリン、パプリカのマリネ。だったかな、、

なんだかイタリアンに来たみたいなプレートです。

フレンチに来たからには小品のプレートではなく、一皿にひとつの料理を食べたい。アイテムそれぞれはまったくわるくないのですが、どうしても寄せ集めた感が否めません。

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パンは小粒ですが小麦の風味もしっかりしていて、あたたかい状態で出してくれるのがうれしい。

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【本日の鮮魚のポワレ愛媛県穴子 ブイヤベース仕立て】
この日の鮮魚はイトヨリ。イトヨリは皮目がぱりっと焼かれ、身はふっくら。穴子ポーションがけちけちしていなくてグッド。

スープにいろいろなだしの複雑なおいしさで溶け出しているのですが、少々塩気が強かった。これだけうま味があるならもうすこしおさえめでいいと思うのだけど、もったいない。

下の写真のものはルイユといい、にんにくをベースにしたソースのこと。ブイヤベースの本場マルセイユではこのソースとバケットが定番の組み合わせらしいです。

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ヌガーグラッセは特大ポーション。ほんとにおおきい。

キャラメルとナッツが香ばしく、とてもいけてるんですが、途中からちょっと飽きてきちゃいます、冷たいしね。

半分のポーションにして、もうひとつべつのちいさなデザートをつけてくれたらうれしいなあ。わがままですいませんほんと、、

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コーヒーを飲んでごちそうさまでした。

うーん、期待値がすこし高かったかなあ。当店の料理はクラシックで、ベクトルは僕に合っているはずなんですが、、

しかし、早合点するにはまだはやそうです。当店はジビエもおいしいみたいなので、またあらためて伺って結論を出したい。いま結論を出して切って捨てるにはなんだかとっても惜しい。

そんな印象が残りました。次回に期待、ごちそうさまでした!

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