レストラン ヴァンセット/立川
Restaurant27
レストランヴァンセットと読みます。
立川にある唯一の本格的なフレンチレストランで、評判もなかなかです。ヤナカスギウラと同じく、だいぶ前から知ってはいましたが、なかなかタイミングがつかめずにやっとランチで伺うことができました。
当店はビルの2階にあり、予想よりもハコがちいさい。15席くらいしかなく、席の間隔もそんなに広くない印象。
テーブルセッティングはしっかりめ。
コースは3100円のものにしました。
【山梨県 フルタ農園の桃の冷製スープ】
スープはもちろん桃がベースで、自然なあまさがあり、真ん中にはコンソメのジュレ。
全体的にやさしめのあじわい、塩分ひかえめな印象。
【前菜の盛り合わせ】
左下から順に、サーモンのマリネ、鯛のラヴィゴットソース、契約農家さんのサラダ、フォアグラのプリン、パプリカのマリネ。だったかな、、
なんだかイタリアンに来たみたいなプレートです。
フレンチに来たからには小品のプレートではなく、一皿にひとつの料理を食べたい。アイテムそれぞれはまったくわるくないのですが、どうしても寄せ集めた感が否めません。
パンは小粒ですが小麦の風味もしっかりしていて、あたたかい状態で出してくれるのがうれしい。
【本日の鮮魚のポワレと愛媛県産穴子 ブイヤベース仕立て】
この日の鮮魚はイトヨリ。イトヨリは皮目がぱりっと焼かれ、身はふっくら。穴子もポーションがけちけちしていなくてグッド。
スープにいろいろなだしの複雑なおいしさで溶け出しているのですが、少々塩気が強かった。これだけうま味があるならもうすこしおさえめでいいと思うのだけど、もったいない。
下の写真のものはルイユといい、にんにくをベースにしたソースのこと。ブイヤベースの本場マルセイユではこのソースとバケットが定番の組み合わせらしいです。
キャラメルとナッツが香ばしく、とてもいけてるんですが、途中からちょっと飽きてきちゃいます、冷たいしね。
半分のポーションにして、もうひとつべつのちいさなデザートをつけてくれたらうれしいなあ。わがままですいませんほんと、、
コーヒーを飲んでごちそうさまでした。
うーん、期待値がすこし高かったかなあ。当店の料理はクラシックで、ベクトルは僕に合っているはずなんですが、、
しかし、早合点するにはまだはやそうです。当店はジビエもおいしいみたいなので、またあらためて伺って結論を出したい。いま結論を出して切って捨てるにはなんだかとっても惜しい。
そんな印象が残りました。次回に期待、ごちそうさまでした!