東京モンブラン

飲食店レビューブログ、東京モンブランです。このブログでは伺ったレストラン、カフェ、パティスリーなどをレビューしていきます。このブログがどうか皆様の飲食店探しの参考の一助になれたらと思っています。

ラ・ファソン古賀/代々木上原

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ラ・ファソン古賀
フレンチレストラン。食べログにおいて3.99。
THE TABEROGU AWARD2017にてブロンズ。
シェフはシェ・イノで修業し渡仏。『コートドール』、『トロワグロ』で研鑽を積まれています。
僕は当店を求人サイトで知り、その後タケマシュランさん(レストラン紹介のブロガー)が当店を推されていることが後押しとなり、足を運ぶことになりました。

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ランチは、
メニューA 3000円(スープ、メイン、デセール)
メニューB 3500円(スープ、サラダ、メイン、デセール)
メニューC 5000円(スープ、前菜7~8品、メイン、デセール)
から選べます。
来店前から5000円のコースに決めていたのですんなりスタートです!

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冷製グリンピースのスープ
新玉葱のクーリ、空豆、スナップエンドウ添え、抹茶風味

一発目からやってくれたな!
という一皿。
彼女と2人で悶絶。
グリンピース独特の苦味やえぐみは一切感じられず、澄んだ甘さだけが際立っています。中には空豆とスナップエンドウが入っていて、とくにスナップエンドウがしゃきしゃきと心地よいです。
4月最後のこの日は陽射しがつよく、冷製スープの季節なんだなあとしみじみ感じました。

「グリンピースがきらいなこどもに飲んでほしいな、これ」
と僕が言うと、
「私、グリンピースきらいだけど飲めるよ」
とのこと。
あなた、グリンピースきらいだったんかい!

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バターのお皿がすてきですね。
パンはふつうのフランスパンです、おいしいです。
レストランで食べるパンってどうしてこうもおいしいんでしょう、、

当店はオープンキッチンであり、カウンター席が8席、廊下を渡った先に部屋があるみたいです。
僕たちはカウンター席に陣取ってキッチンをまじまじ観賞。
シェフが目の前で包丁を研ぎ、食材を切り、スパイスやオイルを振りかけたり。もうひとりの男性スタッフとホールを兼ねた女性スタッフの3人で料理を作り上げていく。
目の前で繰り広げられる調理に言葉もなくただ凝視してしまいます。

そしてできあがった前菜が、、

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僕がこれまで見たなかでもっとも華やかで中身の詰まったワンプレートです、確実に。
7~8品と書いてありましたが、10品あります。ワンショットグラスの後ろに1品隠れていますが。
女性スタッフが全前菜の説明をしてくれました。
なかでもおいしかったのはいちばん左下のたけのこ。たけのこってこんなにみずみずしかったか!と思い出させてくれるくらいすばらしい質感。
左下から3番目はホタルイカとホタテの燻製。
ホタテが燻香のまとい、かといって身は引き締まりすぎずにやわらかい。
ワンショットグラスの中身はえびの冷製ビスク。
濃厚な甲殻類のおいしさが詰まっています。当店はブイヤベースも出されているみたいで、ここのスープ・ド・ポワソン絶対うまいだろ!って想像してしまいます。

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メインは、
桜鯛のポワレ
または
山形豚肩ロースのグリエ
から1つ選びます。
彼女がお肉を取ったので、僕はお魚を。

僕はコース料理において魚か肉か選択する際は肉を選んでいるのですが、めずらしく魚を選択してみたところ、大当たりでした。
この鯛、めっちゃうめえ。
身がやわらかく火入れされていて、そのうえ下に敷かれたクリームソースがまったく重くないために鯛の繊細な肉質を邪魔しません。
ソースには柑橘の果肉(おそらく小夏)が入っていて、非常にさわやか。
この手のクリームはもったりと重めになりがちですが、柑橘のニュアンスを含ませることでクラシックなソースにモダンさを感じました。
本日いちばんのお皿です。
彼女の豚肩ロースもひとくちもらいましたが、断然鯛のほうが好みでした。

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キャラメルと小夏のパウンドケーキ
バタークリームのアイスクリーム

デセールはふつうでした。
突出したところはありません。
ふつうでいいのですが、前菜からメインがすばらしすぎたせいか、やや失速気味に感じられてしまいました。
これだから飲食店って大変なんですよね。
一からすごいと十まですごいのを求められてしまうという。


すばらしいお店でした。
スープ、ソースといった液体系のおいしさが間違いありません。
さらっと品出しして、お召し上がりくださいって出しますけど、フレンチのいちばん手間な部分ですからね、ブイヨンとったりソース煮詰めたりって。
それを恩着せがましくだらだら説明もしないで、とてもかっこいいです。
当店は非常に僕好み。
広尾の『アラジン』と張ります。

退店後、彼女の興奮も覚め上がらず、近々のディナーを予約してしまいました。
ディナーで古賀シェフの本気を感じられることを楽しみにしています。